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感想・レビュー・書評
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読了するまで、大変な時間を費やし。他に読みたい書籍もありるのに、途中で何度も放り出そう思ったが、気になるのですよね、続きのプロットが。再度、読み返す気力はありませんが、読んでおいて良かったと思います。剣豪娯楽小説かと思い読み始めたのですが、作者の政治や人生観が語らていて内容豊富ですね。
作品全体をとうして感じた事があります。歌舞伎と『八犬伝』に対抗意識があるような気がしました。
作者は、色々な過去の文献を読んでいるのが、途中作品の中からひしひしと伝わってきました。
主人公の机龍之介の「机」姓はつくりもののようですが、青梅やあきる野などに見受けるので、作者となんらかの因縁があるのかな。 -
ちくま文庫、青空文庫pdf、Kindle版、曇天文庫などで読み継ぎ、3年近くかけて読み終わる。流石にこればかり読んでいると飽きるので、中断も多かった。幕末を舞台にした新聞連載大衆時代小説だが、百科全書的薀蓄もあり全般に楽しめた。気宇壮大になり過ぎて若干収集がつかない部分あり。未完に終わったのは残念だが、未完に終わらざるを得なかった作品とも言える。今村仁司がこの作品からノマドロジーを読み取ったのは正しく、多数の主人公級の登場人物がことごとく特に目的地のない旅をする。放浪文学とも言える作品だ。
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