- Amazon.co.jp ・電子書籍 (195ページ)
感想・レビュー・書評
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バイクでのユーラシア大陸横断旅行記。詰め込み過ぎず、イベントと考察のバランスがよく、テンポよく読み進められる。帰国後ある程度時間が経ってから書いたそうだが、その熟成期間が程よかったのだろうか。
一体いつ書いたんだろう。30台中盤〜40台くらいの文章に見える。大学を休学しての旅行とのことなのだけど。
深夜特急のパロディタイトルなわけだけど、元も読んでみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まぁたしかに旅行記とはこういうものだろうな・・・
と改めて感じる本だった。 -
なかなか面白い旅行道中記
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読了。
どこからみても沢木耕太郎の「深夜特急」の二匹目のドジョウ。著者の名前もクロサワコウタロウ。パクリ感満載。本の表紙もかなり本家を意識している。深夜特急ファンとしてはお手並み拝見とばかりに読み始めたら、面白い。とにかくどんどん読みたくなる。
内容は深夜特急とほぼ同じ、インドを出発して、こちらはバイクでユーラシア大陸横断しポルトガルのロカ岬を終点とする旅である。1巻は旅に出るきっかけや出発までの話とインド、パキスタンの旅の様子。沢木耕太郎さんにも負けず劣らず、いろんなトラブルにも巻き込まれたり、人との出会いがあったり。深夜特急ファンもそうでない人も楽しめる本。 -
題名で損しちゃったな。
Amazon prime 無料ということで手を出した本書ですが、読み始めるとこれが面白い。
インドからヨーロッパまでのバイク一人旅の記録。帰国後に本を書いてるのを知った友人たちが『深夜特急』をモジッて『珍夜特急』と呼んでいたのをそのまま題名にしたそうですが、内容的には全く関係はなく、これは単品で十分に面白い。
沢木さんの『深夜特急』が異国を背景に様々な思索する本ならば、こちらはひたすら旅、出会った人々、体験がテーマ。沢木さんのような"文筆家"という文章ではありませんが、よく整理されて読み易い文章で、内容も文章も旅行記としてはむしろこちらが本道だと思います。
じゃあ、2巻目以降は図書館で・・・と思ったら、KINDLE版しかないのか。1巻300円で残り5巻(深夜特急と同じ全6巻)で1500円となるとちょっと考えてしまいますね。元々が私のジャンルでは無いので。
それにしても装画と言い著者名と言いい、パクリめいた作りがもったいない気がします。 -
本家に負けない位面白いかも。
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キンドルアンリミティッドで読む。
本歌取りとしてはよくできていると思う。ペンネームからして、本家をバリバリ意識している。
時代の流れもあり、深夜特急ほど、ハードボイルドな文体ではないものの、時折現れる「あ、この人自分好きや」という記載には、思わずにやけながら頁をめくってしまった。
2以降も、ニヤケながら読むことにしよう。 -
深夜特急と性質が似ているようで、バイクで旅をすることに希望を抱いている主人公なので、深夜特急よりはいい作品だと思った。というのも深夜特急単にバックパッカーの方法的な性質が強いがこちらの方が感情も含め丁寧だし、生々しいように感じた。(けど、性質が似ていることに変わりがないので、深夜特急を読んだ今、自作も読もうという気持ちになるほど面白くはなかった)
マザーハウスのボランティアに行った一節で「先進国に生まれたからその権利を使い倒すことが役割であり、慈善活動をする気にならない」的なことが書かれていたが、一つの国際協力への見方としてナチュラルな感情であり、自分になかった視点だったので面白いと思った。 -
面白かった!このタイトルだと却ってもったいない気がする。
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好きだなぁ、こういう旅行記。深夜特急に劣らず、旅してる気分になれる。