茶の本 ─まんがで読破─ [Kindle]

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  • 天心曰く、
    茶道は「不完全さ」を尊び、何かを成し遂げようとする試みが茶道である。
    茶道は茶の理想の飲み方を解くのではなく、いかに生きるべきか、その技を説く宗教であり背後にある哲理は道教であり
    禅とも融合する。
    茶道は総合芸術としての「審美的宗教」であり、日常から美を見出し、それを敬い尊ぶ儀式である。
    それにより人は「純粋と調和」「相手を思いやる慈悲」「社会的秩序」を教えられ、「衛生学」「経済学」「精神幾何学」が伴い、東洋の民主主義の真髄を表す、という。
    生け花、掛け物、菓子、茶室等全てが芸術であり「道」であるのだろう。

  • 手っ取り早く「茶道」を理解し「岡倉天心」のいいたかったことを理解するはじめの本として読んだ。この次に、岡倉天心が書いた本を読みたいと思う

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著者プロフィール

1863~1913年 美術評論家・思想家。本名は覚三。文明開化の風潮の中で、フェノロサとともに日本美術の復興に尽くした。東京美術学校開設に尽力し、のち校長となる。その後、日本美術院を創立し、明治日本画家の指導者として活躍、ボストン美術館中国日本美術部長などを務める。英文著書による日本文化の紹介者としても知られる。著書は本書を構成する『茶の本』『日本の覚醒』に加え、『東洋の理想』の三冊が代表作。

「2021年 『茶の本 日本の覚醒 矜持の深奥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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