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感想・レビュー・書評
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岡田斗司夫氏が見出したこれからの社会像「評価経済社会」について論じられた本です。これからの時代は貨幣経済による価値の流通ではなく互いの評価による価値の流通が主流になる、いや既に成りつつあると述べられています。つまり、他者からの共感や愛着といった評価が全てに先行する価値であり、貨幣のような物資的な価値はそれに付随して発生するとのこと。新たな社会のパラダイムとして評価経済社会を提唱しています。若干、印象論で語っているきらいはありますが、現代の世の中に起きている価値観の変化をうまく説明していると思いました。面白い本です。
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義務教育の目的として最も大切なことは知識の習得ではなく、集団生活を学ぶことだ
集団生活、小中高と12年過ごしてきました。あまり得意ではありません。一人でいることが結構多かったです。それを心地いいと思ってました。
社会に出てからもそれはあまり変わっていません。一緒にいることが多い特定の仕事仲間はいません。仕事で甘えが出るので、意識的に距離を置いてます。
そんな自分が評価経済社会に身を置いたら、立ち行かなくなるのでしょうか。生きていけなくなるレベルまで立ち行かなくなるようなら、人との付き合い方を考えるかもしれません。 -
お金の替りとしての評価。前振り的な話が長かったせいか、評価経済の話がいまいち伝わらなかったかも。もちろん、評価が高い方がいいということだけど。
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しばらくは読んでいて受け止めにくい内容が続いた。やはり実感しにくい内容だからだろうか。
最終章の冒頭にあったこれまでのまとめ的なところ読むだけで全体像がつかめるので、それでも良い気がした。
おまけについていた巻末の雑誌記事が読みやすくて良かった。 -
この人の本は、いちいち納得できておもろい!
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貨幣についてのところ以外は、概ね納得のいく近未来社会の予測だった。