- Amazon.co.jp ・電子書籍 (456ページ)
感想・レビュー・書評
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少々、難しいと感じることもあったがこれはこれで面白い。
小学生の頃にこの本の存在は知っていたが難しそうだったので読めず大人になって読んでみました。大人だからこそわかる部分もあるのでそれで良かったのかも。
壮大な物語なので執筆するにあたっての原作者様の努力ははかりしれないモノだったのでは…思いました。
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日本の古事記をモチーフにした和風ファンタジー。1988年に著者の処女作として世に出たが、現在読んでも違和感の無い瑞々しさに溢れている。やや説明口調な部分はあるが、圧倒的な独特の世界観はさすがとしか言いようがない。
輝の御子の2人(照日王と月代王)と闇の一族の戦いをベースに、輝に焦がれる闇の一族の娘・狭耶を主人公に描いている。美少女や美男子が多く、やや少女マンガ的な展開もあるが、読み進めやすい。
日本人の死生観が随所ににじみ出ており、日本の八百万の神々への信仰を感じる物語。 -
神の血を引き不死の輝の一族と流れる時の中で限りある命を生きる闇の一族が何世代にも渡り争いを続けていた。
光に憧れる少女狭也、輝の宮の神殿に縛められ、〈大蛇の剣〉の主、稚羽矢との出会いが〈豊葦原〉の運命を大きく変える。
神々が地上を闊歩していた古代日本を舞台に繰り広げられる物語。 -
世界観が驚くほど壮大。頭の中どうなってるんだろう。すごいなあ。しかしどうしても主人公(狭也)を好きになることができなかった。
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日本神話を下敷きにした和風ファンタジー。
読みやすく、するする読めました。 -
ファンタジー好きならば、日本のファンタジーの代表作を読まねば!みたいなのを見て、その中にあった本作を気にかけていた。
偶然古本屋で見つけ購入。
日本のファンタジーって?と思っていたが、こうなるか、と。壮大。日本神話。
読む人を選ぶかもかしれないな。と思った。 -
主人公の狭也の成長を、神と人との戦いを描いた和風ファンタジー
恋や運命に翻弄される主人公の成長が分かりやすく描かれていてまた思ったより爽やかな部分も多かった。
なんとなくジブリのもののけ姫の構造と類似してるな、と感じた点もいくつかあった。
また、言葉の色彩感覚がすごく良かった -
豊葦原の中つ国では、地上を光で満たそうとする高光輝の大御神の軍勢と、それに対抗する闇御津波の大御神に仕える闇の氏族が、長い間争っていました。その戦乱から逃げ延びた狭也は、拾われた郷で健やかに成長します。しかし彼女が十五の時、自身が闇の氏族の水の乙女であると知ります。光を愛する彼女は戦うことを拒絶し、闇と敵対する光の軍勢の本拠地、輝の宮へと向かいます。そこで、高光輝の大御神の末子“稚羽矢”と出会い、互いに光と闇それぞれに惹かれていることを知ります。相反するものに魅かれながら、互いに成長していく二人の変化が、日本神話をもとに構成されたストーリーで描かれます。
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和風ファンタジーだそうです。
「古事記」「日本書紀」をベースにした
話とかで 面白かったです。
風景描写も 文章もとても綺麗でした。
一応のハッピーエンド?で めでたしめでたし。