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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (255ページ)
感想・レビュー・書評
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高氏の蟄居解放から結婚、それに絡んで道誉が仕掛けた藤夜叉との邂逅、正中の乱などを描く吉川太平記第二巻。これまでのところ順調に読み進む。
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足利高氏による政略か戦略か、どちらにせよ今後を占うかのような結婚による一歩が一つのテーマ。そこに絡まるように冷静さと異質の過去の女(タイトルの婆娑羅の)が、真意の読めない男によって当てられます。男と女に政治が絡まり、今後への期待感によって面白く読めました。一つの時代がゆっくりと変化していこうとする空気感を感じることができます。もう一つのテーマとしての、今の世に対する、様々な人々の動きが書かれていて、激動の時代前夜といった感じがそこかしこに現れていて、深刻な気持ちになりながら読ませていただきました。
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本作の路線は北朝なのか、南朝なのか、それとも別なのか、2巻では未だ不明。でもやっぱりこの時代を扱うって今の感覚からすると結構の飛躍だと思うんですけどね。
時代がなせる業なのか否か、楽しみに次巻に進みます。
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