聲の形(1) (週刊少年マガジンコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.99
  • (64)
  • (61)
  • (37)
  • (8)
  • (4)
本棚登録 : 725
感想 : 51
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  以前NHKで放送されたアニメ版を見て大いに感銘を受けたのだけれど、その映画の感想でどこでも必ず目にしたのが原作との比較……端的に言えば「端折りすぎ」だ、というやつ。
     自分としてはあれはあれでいいと思ったけど、「駆け足すぎでよくわからないところがある」という意見もわからなくはない。そこでいずれ原作も読み、自分自身の目で両者を比較してみたいとずっと思っていた( ´ ▽ ` )ノ
     基本、マンガは期間限定タダを原則にしてるんだけど、本作は全巻ちゃんと正規料金払って購入したよ( ´ ▽ ` )ノ
     

     序盤、冷徹にエグく描かれる無垢な子どもの残忍さに胸が痛む(>_<)
     なんかのマンガ(?)で言ってたけど、優しさってもとからあるものじゃなく人生経験を積んで学び取っていくものだからね……仕方ないといえば仕方ないけど、第三者からすればやっぱりやりきれない……(>_<)
    「あの教師が悪い」というのは簡単だけど、当時彼だけでなく子どもら当人も保護者らもみんなそれぞれ何かが欠けていたんだと思う。経験? 熟慮? 洞察? 想像力? 真心?……それが分かってれば、そもそもこの作品は生まれていなかったし、世間に差別やいじめといったものが存在してないわけで……(´ε`;)ウーン…


     カエル顔の硝子ちゃんはじめキャラ絵がみんなかわいく、プロップも背景もきれいな絵柄で、お話の重さ・痛さのいい緩和材になってると思う( ´ ▽ ` )ノ
     マンガならではの利点だね( ´ ▽ ` )ノ
    「硝子が可愛くなく石田がイケメンじゃなきゃ成り立たない話」という意見もよく目にしたけど、互いに意識してるどうしが見てる姿をヴィジュアル化しているのがこのキャラ絵なんだと思う(アバタもエクボってやつで)……( ´ ▽ ` )ノ
     これまたマンガならではの表現で、実際の二人はパッとしない外貌かもしれない、けれど恋という魔法のフィルターが互いの姿を何段もレベルアップさせているのでは? 現実もそんなもんでしょ?( ´ ▽ ` )ノ
    (以下続刊)


     とまれ、この美しい原作絵をさらにブラッシュアップさせ、目をみはらせつつも繊細な動きを与えたアニメ版は、本当に本当に素晴らしかった( ´ ▽ ` )ノ
     この映画で脳裏に刻み込まれた制作スタジオ「京アニ」という社名が、その数年後あんな形で世間一般に広まることになるとは……

    2020/01/03

  • 胸がチクチクする。集団の恐ろしさと許しという救い。

  • Kindle無料版にて。
    この作品は前々から知っていた。
    読むのは初めてだけど。
    で、作者が大今良時だというのは知らなかった。
    すげえな大今良時。
    すげえマンガばっかり描くな。
    それはさておき、子供というのは残酷である。
    そこは仕方がない。
    そもそも人間が残酷なのである。
    大人はそれを上手く隠すので子供が残酷に見えるのである。
    この教室のイジメの構図を最初に作ったのは将也ではない。
    喜多という教師のやり方がマズかったのである。
    人間の残酷さをわかっている大人がそこをうまくやらなければならなかったのである。

  • 最初はアニメ映画〜
    原作も読了。

    相手の拒絶、自分を許すこと、きこえないのは物理的なものじゃない。彼らが聞こえなかったものはなんだろう…。

  • 子供が褒めるので読んでみた。これは評判になっただけのことはある。

    内容が重たくて読み進めるのが少し億劫になり1巻を終えたところで放っていたのだが、再び読み始めたら7巻まであっという間。

    また顔のバツ印をはじめいろんな表現の小技がうならされる。主人公の姪っ子、マリアの顔がすごーく簡単に描いてあって幼児の癒やし感を出しているのまで芸がこまかい

  • 小学生ってある意味残酷、でもいつか分かり合える。泣ける

    【主人公】いじめた、いじめられた過去をもつ高校生男子
    【概 容】イジメのトラウマをもつ主人公の友情再生物語

    【文字の量】少なめ 〇〇●〇〇 多め
    【コマ割り】少なめ 〇〇●〇〇 多め
    【非日常性】薄め  ●〇〇〇〇 濃いめ
    【目の描写】薄め  〇●〇〇〇 濃いめ

  • 上野さん、佐原さん、結絃…大好き。
    特に、観覧車で上野さんと西宮さんの向き合い
    好きです

    勉強にまります。
    素敵な作品をかいてくださって
    ありがとうございます

  • 耳が聞こえないのはどんだけ不自由なのかがわかりました。

  • 懐かしすぎた

  • 冒頭の再会から、一気に6年前の回想に飛ぶ。

  • ガキ大将がクラスメイトのろうあ者をいじめ、
    今度は、クラスメイトからガキ大将がいじめられる。

    立場は簡単に入れ替わるし、その他大勢のクラスメイトは、傍観者で何の助けもない。

    辛いけど、現実に学校生活は、こんなもんだったよね

  • いじめっ子からいじめられっ子に変わった主人公と聴覚障害のヒロインの過去を清算して行く物語。主人公に感情移入できる漫画。

  • 読み終えると心が痛くてたまらなくなった。それはいじめという現場にいた人間におもいあたる描写が赤裸々だからでしょう。
    第一巻を読み返すのはかなり気合をいれないと無理かも
    ただ、どうしても続きが気になって一気に読んだけど二巻以降は考えさせられるけども一巻ほど重苦しくないので未読の方は読んでみて下さい。少しだけいうと石田君のビッグフレンドには救われます

著者プロフィール

岐阜県生まれ。2008年、『聲の形』で、週刊少年マガジン新人漫画賞に入選。2009年『マルドゥック・スクランブル』(沖方丁/原作・『別冊少年マガジン』連載)でデビュー。『聲の形(全7巻)』は入選作をリメイクした形で2013年から『週刊少年マガジン』に連載され、大ヒット。『このマンガがすごい!2015』(宝島社)のオトコ編で1位に選ばれ、2016年には劇場版アニメに。2014年、大垣市文化連盟賞(生活文化部門)受賞。2015年、 手塚治虫文化賞新生賞受賞。第12回 大垣市民大賞受賞。現在、『不滅のあなたへ』を『週刊少年マガジン』に連載中。

「2019年 『小説 聲の形 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大今良時の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×