- Amazon.co.jp ・電子書籍 (314ページ)
感想・レビュー・書評
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ロジスティックスの基礎からSCMへの発展を丁寧に解説してくれる。全体を通して目新しい内容ではないが入門書としては最適。
物流からロジスティックスへの進化を促すことが主題でありことから、一貫して「主役はロジスティックス」という雰囲気がある。そのため、読んでいる最中に「マーケティングや生産技術ドリブンな会社はどうするのだろうか」という疑問が生まれた。本書では、SCMの解説部分で「最も得意な会社が受け持つことになる」としており、その疑問に対するヒントとなると思われる。
マーケティングドリブンな会社では在庫費用を含めてマーケターの責任化で発注させることで、生産技術ドリブンな会社では3PLにアウトソースすることでロジスティックスが最適化されるのではなかろうか。
こうしてみると、卸商社側ではいかに小売り(卸先)のPOSデータと顧客の在庫管理を手に入れるかがカギとなり、逆に小売り側(例えばアマゾン)ではPOSデータと在庫管理を囲い込むことが価値の源泉となっている現状がよくわかる。
また、以前はその間の物流のみを専門担っていた会社が「ロジスティックス」を社名につけ、その付加価値をてに入れようとしているのが今始まっている空輸海運業界の流れだと思われる。
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非常にわかりやすく、ロジスティクスとは、を知るのに最適な本だった。
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ロジスティックスについて非常に勉強になった。仕事として直接関わることはないけれど、専門用語や考え方に触れることができるので業務理解に繋がる内容でした。