ファウンデーション 銀河帝国興亡史 [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • 銀河英雄伝説の元になった、みたいな帯や平野耕太のtweetで読むべき本として挙げられていたので購入。
    章ごとに作中の時間がちょくちょく飛ぶため急に新キャラ登場などで戸惑うことが多いものの翻訳ものにありがちな読みにくさはない。
    ぐいぐい引き込まれるストーリーでおすすめ。

  • 1000年にわたる銀河帝国の興亡史、らしい。全3巻に続編が30年後くらいに刊行されているという噂も。さすがかにさん、自分じゃ買わねえ。

    1巻は帝国がゆっくり滅ぶからやばいぞ、とファウンデーションが(こっそり)設立され、百科辞典編纂業務と見せかけて帝国滅亡後の覇者になるべく、いくつかの危機を乗り越えてゆく頭の200年?くらいまで。心理歴史学すげえ、てかアシモフはやっぱすげえ。

  • SFをベースにした政治ドラマ?と思ったけどそんな単純じゃなく、地政学や経済学も含まれた汎用性のあるドラマ。心理歴史学の凄さにゾクゾクする。時代や視点が章ごとに飛びまくるのは手法的に面白い。ただ、序盤はかなり面白かったが中盤辺りから進めにくくなった。駆け引きやどんでん返しなど展開は面白いんだけど会話の応酬が冗長でテンションがだれる。カタルシスはあるのに過程に乗れない感じ。他のを読みたくて中途半端にするのも嫌なのでという気持ちで読み終えた。続刊も気になるが今度にしようかな

  • 多分、30年ぶり位の再読と思う。深みのあるプロットと予想もしないこの展開は30年後の今になっても全く色褪せない面白さであった。なかなか一気読みできるようなものがない中、こんな古い本を、まさか一気読みしてしまうとは思わなかった、ある意味驚きである。

  • おもしろかった。基本的に歴史の発展過程をSFで描いた小説で、宗教支配から経済支配へですね。ウェーバーとかと関係あるのかな。心理歴史学というSF設定が効いています。科学の力で巨大な敵とたたかうという話でもあり、戦中にかかれたのに、日本の勃興を予言していたと「あとがき」にあります。

  • ファウンデーション Kindle版 古さは感じるものの安心のアシモフ節

  • 銀河帝国興亡史 (1) 天才的な数学者ハリ・セルダンが,心理歴史学によって銀河帝国の滅亡を予測し,ファウンデーションの設立する。帝国の衰退と滅亡は避けられないが,その後に送る人類の暗黒時代を短くするためのプロジェクトである。ファウンデーションはその後,ハリ・セルダンによって予測されていた「セルダン危機」と呼ばれる危機を乗り越えて存続していく。
    第一の危機を宗教によって乗り越えたサルヴァー・ハーディン市長,第二の危機を貿易によって乗り越えたホバー・マロウの物語。
    アシモフにいちゃもんをつけるのは気が引けるが,今となっては,人類が宇宙に満ちあふれている時代に新聞が世論を牛耳ったりするのは陳腐だし,葉巻や煙草なんかも如何にも時代遅れに思えた。人類発祥の惑星がどこだったのかもわからなくなっているというのに「はくちょう座61番星」や「アルファ・ケンタウリ」なんて地球から見た星座の名称が残っているのもどうよ?と表閉まった。1940年代に執筆された作品であるため,さすがのアシモフも予想できなかった未来が現在なのだろう。

  • 「ファウンデーション(銀河帝国興亡史)」(アイザック・アシモフ:岡部宏之 訳)[Kindle版]を読んだ。やっと出たよ、電子書籍版。ずっと待ってました。欲を言えば、早川版より創元推理文庫版「銀河帝国の興亡」三部作のほうが好きなんだけどね。しかしまあこれは何回読んでも楽しいなあ。

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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