草の花(新潮文庫) [Kindle]

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  • 残されたノートを通して若くして術中死した主人公の過去が語られる。恋愛、孤独、そして青春が国家によって断じられることの挫折感。70年近く前の作品ながら古さを感じさせないどころかまるで今しがた筆先から生まれ出てきたばかりかのような瑞々しく透明感のある描写が並ぶ。

  • 理想を追い求めて孤独を貫くか、執着を手放して現実を受け入れるか。生きるとは自己を表現し燃焼すること。

  • 烏兎の庭 第五部 書評 8.23.15
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto05/bunsho/siomi.html

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著者プロフィール

1918-79。福岡県生まれ。54年、長編『草の花』により作家としての地位を確立。『ゴーギャンの世界』で毎日出版文化賞、『死の鳥』で日本文学大賞を受賞。著書に『風土』『冥府』『廃市』『海市』他多数。

「2015年 『日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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