小説 Dear+ (ディアプラス) Vol.57 2015ハル 2015年 05 月号
- 新書館 (2015年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910043520556
感想・レビュー・書評
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どの作品も独自の持ち味が光っていて楽しく読み終わりました。今回は設定かぶりがなくて、バラエティに富んでいたと思います。
月村 奎センセ「ずっとここできみと」
幼馴染み同士の高校生もの。秀才で面倒見の良い征矢と両親を亡くし独り暮らしを続ける理玖の甘酸っぱい恋物語です。
すごく征矢が好きなのに、彼の将来を案ずるあまり素直になれない理玖が切なくて、そして胸キュン。センセらしい後ろ向きな受キャラでした。想いが通じ合ってからの征矢のイジワル言葉攻めにやられました…人畜無害に見えてかなりのスケベでしたwよかったです…
鳥谷しずセンセ「探偵の処女処方箋」
「スリーピング・クール・ビューティ」のスピンオフで、あの悠莉が勤める弁護士事務所所長の大伴と、キャリアから探偵に転じた高嶺との再会愛もの。恩師の薦めで大伴のサポートをすることになった高嶺。大伴には過去辛い片想いをしていた彼ですが、事件をめぐって危険な目に遭い大伴に救われます。大伴って前作でザツな性格なだけかと思ったら、ほんとに男っぽくてカッコよくて見直しましたw
ただ、Hではデリカシーに欠けています!エロ的にはすごく萌えましたけど。最後はもう何!?ってかんじですww書き下ろしエロめちゃ期待してます!
華籐えれなセンセ「恋するマタドール」
闘牛士シリーズ読めて最高でした。義兄で医師×日本人闘牛士。臨場感がハンパないです。五感を刺激されました。
闘牛という国技への誇り、そして羨望と侮蔑。その中で悩みながらも信念を持って誇り高く高みを目指す流依の姿に胸アツ。とても深いテーマを提示しながらも、琉依とクリスティアーノの愛の深まりにとても萌え。
小林典雅センセ「国民的スターに恋してしまいました」
クルーズツアー添乗員とキラキラのかわいいスターとの、笑えてキュンキュンするラブコメでした。
立場も違えば年も離れた二人がどうやって結ばれるのか?ほんとにドキドキしながら読みました。
旬がレンタルしたゲイビタイトルに百回笑いました。「アナ○と雪の女王」って…!!一度もそんな発想して観たことなかったので噴きました。
ひのもとうみセンセ「明るい星」
ホワイトカラー×ブルーカラー。お仕事ものでかなりシリアスでした。パワハラ上司許せませんね。マイペースで天然だけど包容力ある攻と、生意気だけどかわいくて男気もちゃんとある受。不器用な二人がどんどん 親しくなっていくところにキュンとさせられました。
椿姫せいら「とある忍びの恋戦」
デビュー作です。893の跡取り×落ちこぼれの忍びというぶっとび設定でしたが、キャラが生き生きと描かれていて面白かったです。かわいいしエロもなかなかよかったので、あともう少し胸キュンとかウルッとさせるとか、深みが出るといいですね。
マンガは左京亜也センセの「12時からはじまる」が超エロス展開に…!どうなっちゃうの?
「ウルフくんとイナバさん」にまたもや激萌え。「フィギュアおばかさん」のリプ子とマダムに爆笑。
単行本化したらどれも購入したいです。書き下ろし気になりすぎ!詳細をみるコメント0件をすべて表示