- Amazon.co.jp ・電子書籍 (190ページ)
感想・レビュー・書評
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中学生・高校生向けに書かれた社会学の本。
「社会学の特徴はなにか。それは、社会学のなかみが、人間が社会を生きることと、すっかり重なっていることです」
人々が集まって社会ができる。社会にはどんなルールがあって、どんな問題があるのか。非常に優しく、網羅的に書かれていてとても勉強になりました。これだけの話題が、簡潔に、読みやすく、まとめて書かれているなんて、なんて素晴らしい本なんでしょう。学生の頃に読みたかった。
言語、貨幣、資本主義、戦争、家族、正義、自由、宗教、死、職業、幸福…。
すでにずいぶんな大人になった私ですが、いろいろな書籍や経験で、それぞれの話題についてはだいたいわかっているつもりだったけれど、いろいろと気づきがありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
社会学とはどんな学問か?ということを丁寧にわかりやすい言葉で解説してあるいい本でした。
社会の仕組みを知ることは、自分の生き方を決めるヒントになると思いました。
参考になりましたー! -
kindle unlimited より。社会学とは。こんなにも生きるために必要なことの基礎の骨組みをしっかり理解できた本は初めてでした。中高生向けに書かれたものだけあり、読みやすくわかりやすく、でも一つ一つが深いです。
資本主義社会、法律、宗教、結婚、戦争、言語、財産、職業、家族、幸福、死、など。なぜそうなっているのか。言われてみればこれまで考えたこともなかったような素朴だけど難しい疑問が残る話を社会の構造的に人権的に、平等に収まるようにこうなっている、という話が学べます。
読んでいて一つ『ああそうだなあ』と思ったことは人間は『死』があると認識できるからこそ、死も生き方の延長として生きることがクリエイティブになるというところでした。死に向かっていることをわかっているから『今』をどう生きるのか考えるのが人間である。
多くの本や読み物の多数は書く側の主観で論破されているような偏ったものが多い中で、特に今はインターネットで自分にとって都合の良い記事ばかりが勝手に出てくるような状況にあって、私を含む現代の人は考え方が極端になりすぎる危険性が今はあると思います。その中で、とてもニュートラルに社会や人生とは基本はこういうことだよという足場を示してくれる数少ない貴重な学びの本だと思います。折に触れて再読していきたいです。 -
社会学の本から、著者が納得した言葉だけを集めて磨き一から築いた社会学に基づいた本とのことで、それを聞いて読むとなるほど、そういう雰囲気あるなぁと思える内容です。
全然見当違いかもしれないですが、本から受け取った部品で作った自分のモデルで、うまいこと実社会を解釈できると面白いものなのです。
多くは私自身も考えたことがあったり、どこかで目にしたことのある内容ではありますが、これを自分で部品から組み立ててこの規模の本に仕上げているというのは素直に感心します。 -
社会学ってめちゃくちゃ範囲が広いのね。
身近な話が多いから面白い。
でも著者の歴史観や思想は私とは合わない。 -
為になるとかではなかったけど、面白かった。
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内容は分かりやすく書かれてあるが、あんまり頭に入らなかった
もう一度読みたい -
中高生向けに書かれた社会学の入門書です。社会学がどのようなものなのか、そこで語られているものは何なのか、社会学を学ぶ意味は何なのかといったことについて、輪郭を知ることができます。人間関係にはじまり、個人の幸福、死生観とその社会的な意味、社会を考えるにおいて網羅するべきカテゴリーの広範さに驚かされます。同時に人間の考えている範囲の広さにも考えさせられました。社会学に興味を持てるように分かりやすく書かれていますので、入り口として、また振り返りとして最適かと思います。最後の読書案内についても読んで損の無いものばかりで、著者のセンスが光っていると思います。
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いろいろ納得、高校生向きか?