外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~ (光文社新書) [Kindle]
- 光文社 (2015年1月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (286ページ)
感想・レビュー・書評
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インプットやアウトプット等、知的生産の技術についての本。
一つ前にレビューした本(武器になる哲学)と並行して読んでいたのだけど、やけに似てる記述が多いなと思ったら著者が同じだった。著者名は気にしてなかった。
知的生産の初期段階では、顧客を明確にしたうえでどういう付加価値を感じてくれるかをはっきりさせることが重要というのは、確かにそうだろうなと思う。このへんは、顧客を明確化しようとするドラッカーにつうじるところがあるように思う。
なお、管理職については、どこまでやると及第点なのがはっきりさせておくのが重要とのこと。たまに、曖昧にしか指示してくれない人っているしね。そういう時は、何をどこまでやればいいのか分からなくなる。
ちなみに、考えるということは長い時間できるようなものではなく、たまに「一日考えてみたのですがよく分かりませんでした」という人がいるが、それは「考えている」のではなく「悩んでいる」だけとのこと。確かに、それは一理あるよね。だいたい、5分考えて分からないことは、何もしないでずっと考えていても(悩んでいても)、分からないものだと思う。手を動かすのが重要ということか。
後、ロジカルシンキングのような論理思考は確かに重要だけど、意思決定においは感情は積極的にとりいれられていくべきとのこと。このへんは意外なような気もするけど、あくまで論理的に間違っていないかがあったうえでのことだろうから、逆に感情論だけではダメということなのだろうなと思う。自分も、へんに感情を押し込めずに、論理的にかつ感情も交えた発言ができるようになりたい。
ちなみに、筆者の経験では、本当にイノベーティブな会社は「イノベーションを起こそう」と思って事業を起こしているわけではないらしい。だいたい、イノベーションを起こそうとしている企業であるほどイノベーションランキングの順位は下の方になるらしい。イノベーションをかかげる企業ということは、逆に普段からそういう取り組みができてないことの裏返しと考えられるかららしい。分からなくはないけど、そう簡単にイノベーションなんて起こせるものじゃないのだろうなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自己啓発書、ビジネス書を普段読むことはほとんどないが、これはかなり的確に心に刺さる読書になった。知的生産を生業とする者にとって、啓示的な言葉がいくつもあった。
より自分の価値を高められるように、今後の指針が見つかった気がする。
気になる言葉はいくつもあったが、一つ挙げると"知的生産に貢献する実質的な知的ストックを作るという文脈であれば、どんなに評価が高く、多くの人がほめちぎっている本であっても、自分自身が心底面白いと思えないのなら、その本には一ミリの価値もないのだ、と断定するくらい独善的でいいと思います。"という言葉。
この「独善的でいい」というスタンスが痺れる。
もともと唯我独尊的な性格ではあるが、より"独善的"に進んでいこうと思う。 -
卓越した知恵・才能は「行動術」
知的生産とは「好奇心」、「疑問心」、「探究心」で「行動力」が必須となり、「情熱」、「継続」、「疑問」により「収集力」、「洞察力」「分析力」が加わり、「創造力」、「構想力」を付加して知的ビジネスが構築される事だ。
やはり言うだけではなく行動に移れることが重要だということ。 -
以下の2つに集約されていたと思う。
・本質を捉えること
・自分の頭で考えること
これに対してのTipsが書いてあった。
これからどんどん使っていきたい。
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簡単なようで、実際に回すとなると難しいことについて、内省しながら一つ一つ確認していくことができる。目新しいことはないが、改めて気付かされる点は多い。
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社会人の駆け出しの頃、勝間本を皮切りに、ビジネス本を読み漁った時期があった。そのバックグラウンドがあったからか、この手の本は久しぶりであったが、だいたいできてるじゃん、という感想。
とは言え、Less is moreとか、改めて押さえておきたいこともあり、読むことができて良かった。 -
2023/04/27
読んでから5年がたつが、①線をひきながら読むこと、②Evernoteに本の内容のエッセンスを書いておくこと③本棚の回転率を上げる、はかなり継続して実践できていると感じる。 あと読書マンダラのアイデアも面白い。自分の分野でも作って遊んでみたい。 久々に再読したくなったので、プレ再読ということで覚書を。
2018/5/17
本の読み方/選び方、本棚の整理術の部分は何度でも読みたい。単なる読書本ではなく、読書法以外の部分でも、フックが多く刺激的。 (Audible) -
何度も読み返すべき良いビジネス書だった。ビジネス書はこれだけでもいいくらいです。
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2023/6/13読書会課題本