脳内ポイズンベリー スタンダード・エディション(DVD1枚組)

監督 : 佐藤祐市 
出演 : 真木よう子  西島秀俊  古川雄輝  成河  吉田羊  桜田ひより  神木隆之介  浅野和之 
  • 東宝
3.39
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感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104099242

感想・レビュー・書評

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  • 早乙女がホントにどうしようもない男なのでイライラしましたが、そこを除けばかなり面白い。

    頭の中でいろいろな自分が議論しているというシチュエーションは「たしかにこういう感じだよな」という誰もが共感できるものがあり、脳内会議の5人の芝居もよい芝居をしています。美貌が輝く真木よう子はコメディエンヌとしての演技力もなかなかのもの(操られている感じの芝居がうまかったな)。

    恋愛映画としても「あるある感」がすごくあり、「相手といる自分を好きになれるか」というメッセージは深い。決め手に欠くダメンズ2人と別れ、新しい恋の予感をほのめかすラストもよかった(たしかに「500日のサマー」みたい)。

  • 2015年5月9日全国東宝系にて公開された
    水城せとな原作漫画「脳内ポイズンベリー」の実写映画化。
    主演、真木よう子。

    30歳目前にして、23歳の男に一目惚れした女性・櫻井いちこ。
    彼女は趣味としてケータイ小説を書くことを楽しむフリーター。
    実は彼女は結婚する予定だったがある出来事からそれも無しとなってしまう。
    やがていちこは30歳となり、一目惚れした男・早乙女亮一と恋をするが…
    いちこの脳内では擬人化した感情たちが彼女が幸せになるための“脳内会議”が行われていた。
    議長で理性担当の吉田を初めとし、ネガティブな思考の池田、瞬間の感情を表すハトコ、ポジティブな思考の石橋、記憶を表し記録係である岸。
    彼らが脳内会議でいちこを本当の幸せに導くことができるのか…?
    いちこと早乙女の恋は成就するのか。




    いちこと早乙女、そして越智さんの恋愛模様はもちろん注目するところなのですが
    脳内会議メンバーが面白すぎる(笑)
    個人的には、池田のスーパーネガティブさが笑っちゃいました。
    それとは対照的にスーパーポジティブマンの石橋(笑)
    このふたりの対比が非常に際立っていた。
    そして冷静に判断を下さねばならないはずの議長の吉田が多数決に任せまくってるの笑いました。風見鶏(笑)
    いちこが早乙女との恋が成就するかと思えば、新たにライバルとして越智さんが出てきて…
    けれど、越智のことはときめきの対象ではない。
    やはり、好きなのは早乙女…
    しかし、最終的には好きだから一緒に居られないと感じてしまう。
    「自分を好きにならなければ、幸せになれない」
    それは誰にでも当てはまることだと思います。
    自分の一部を殺してまで、我慢して相手と一緒にいる。
    果たして、そんな自分をいちこは好きになれているのか。
    そんな彼女の想いを脳内会議メンバーは汲み取ります。
    最後、結論を決められない吉田たちに本能で突っ走る黒い女性が三度襲ってきますが、あそこではっきりといちこの幸せを思って議長として答えを出す吉田、それに賛成する池田、石橋、ハトコ、岸のあのシーンはとても良かった。
    「大事なのは誰を好きかじゃない!誰と一緒にいる自分が好きか!」
    この劇中で一番迫力がありました。
    脳内の擬人化というのはすごく独特な作品で新しいなと思ったけど、映画化としてはそこが上手く表現されていたと感じました。
    それに、脳内擬人化メンバーがめちゃくちゃ豪華俳優陣(笑)
    そこも見どころです。

  • 漫画読んでないからかかなり楽しめた。いやでも23歳はな、ないな。オチさんがレクサス乗ってたのがすごい気になった。あれは会社の車なのか自分の車なのかで見方が変わってくるわ。

  • 早乙女メンヘラすぎてうざい。男なら完全に越智さんだわ。
    それはさておき、西島秀俊、神木隆之介、浅野和之、吉田羊、女の子(名前知らない)・・・と会議メンバーがなかなかいい。

    ちなみに吉田羊を好きになったきっかけ作品でもあります。

  • まるっきり期待してなかったのに…うっかり二回も観てしまった←
    これもひとえに神木くんと古川くんのかっこよさのせい…()

    古川くんて色気あるなあ…かっこ良すぎて死んだ、数回死んだ
    神木くんも言わずもがなですし……尚、吉田羊はネガティブなのは理解してるけど、いちいち語尾強めで叫ぶようにセリフ言うから序盤辺りでもううんざりしたわ、耳がw
    ハトコも然りwこれはもううざ過ぎて一周まわってかわいかったわ←
    サオトメすきぃーーーーー!‼‼‼‼‼
    ↑激しく同意し過ぎて何かもう疲れたもん、うん

    てか、やっぱディズニーの方の映画もあったからなのか、あっちはキャラにちゃんと【ヨロコビ】だの感情名ついてたのにこっちは何でか普通に人名で何だか変な感じだった、違和感というか…池田とか石橋、ハトコだっけ??衝動だか本能?は一体なんだったの?あれはそういう解釈でいいの?結局最後は納得して消えてったみたいだけど……
    原作はなあ…BLの方は線が細くて絵柄綺麗だし面白く読んでたんだけど、恋愛ショコラティエだとか新連載の方だとかはいまいち面白くないっつーか、個人的にアタリハズレ在りすぎるんだよね、絵がシンプルじゃなくてくどい方だから話が本当に面白くないと何だかめんどくなるやーつ(わたしだけですね、はい)

    ドラマ化したのもまあキャスティング良かったしこの映画も良かったし、実写化した方が映える?作品なのかもねー
    …因みに、「じゃあ他に誰が良かったのか?」という問いは非常に難しいけれど、この役、何もニット帽被せたショートの真木さんじゃ無くても良かったと思うよ……感情出すの下手で暗黒な記憶隠しててうまく伝えられなくて…ってのを抱えてるキャラの割に声が野太くて雄々しいし(とっても綺麗で美人さんだとおもってるけど)何だか合わなかったよね?衝動・本能キャラの時のボンテージ姿魅せたいが為の真木さんだったか??うーんと、SPとかさ、もっとこうキリっとした設定のひとじゃないと合わないんだよね、何か…可愛くてちょっと抜けてて…みたいな役は年齢的にもビジュアル的にももうダメだと思うわ、レストランの時のドラマも全然合ってなかったし…最高の離婚もギリだったな、て印象

    尚、越智?オチさんはさ
    キャラ的にはいいやつだって、感じだったけどさ
    わたしはあの俳優さんすきじゃないわ
    日本人じゃないしな←
    うまいなんて思わなかったしな
    それって、「きゅんとしない・ときめかない」うっすい印象止まりにしたかったから、主要キャスト持ってこなかったのかな?それとも西島さんや真木さん、売れ始めた吉田羊等キャスティングしたら無名寄りの俳優しか持ってこれなかった、とかそういう問題??よく分かんねーけど、最後の方の「俺のことなんだと思ってんだよ!!」みたいな絶叫憤慨シーンでのセリフ、聞き苦しくて観れたもんじゃなかったわー
    演技下手っつーか、感情爆発するシーン、慣れてないのかな?っていう印象で、何か観ててちょっとうわ、って引いたね
    「演じる」のが必死で、「どう観られるか」は無視してるんだなー、と
    これよくOKだったよね、演出
    もう観たくないなあこの俳優、あんまり露出してないひとだからもう観ないと思うけれども…そもそも好きなタイプの顔じゃないんだわ()←


    おお書き過ぎた

    とにかくわたしは神木くん・古川くんにやられました、最高かよ
    (結局それだけ)

  • ボタンを追いかけて運命の恋と出会う。

    漫画は未読です。

    三十路女がもだもだしてた〜もっとコメディかと思ってたぁぁ

    脳内会議で導き出す恋の行方は…みたいな。

    ポジティブ、ネガティヴ、衝動、記憶、理性…ときどき、本能?

    岐路、ですよね。うん。

  • 星10個にしたい!それで、そのうちの5つを古川雄輝にあげたい!
    この映画の前に同じく漫画原作の悲惨になってしまった映画を観てしまった後だったので、原作から入った身としては、この映画を観ながら何度も何度も何度も何度も「製作陣、GJ!」とか「キャスティングしたひと(主にサオトメを古川雄輝に抜擢したひと)神!」とか心中で叫んでおりました。

    正直、真木よう子の演技力は好きだけれど、やっぱりイチコさんにはショートヘアーは合わないんじゃないかなとか思っていたのですが、そんなの、彼女の演技力でなんとでもカバーできる類のことでしたね。可愛かった!脳内会議で次のアクションが決まっていないときの、なんとも言えないぼんやりした表情がすごく魅力的でした。泣き顔も可愛かった。

    浅野さんの岸さんは予告で観ていた通りの安定感だったし、吉田羊のキレっぷりも見ていて楽しかった。ああやってなんでもネガティブに受け止めるのは、防衛本能ですね。ハトコ役の桜田ひよりちゃんは、初めて演技を見たのですが、天真爛漫な感じがぴったりでした。羽を生やして飛ぶところも、サオトメが出てくるたびに「サオトメ好きー!」って言うところも。彼女がそう言うたびに「私もー!」と叫んでいた女子は多いはずだ。

    監督か誰かのインタビューで、ただひたすらにポジティブな役をうざがられないで爽やかに、でもバカっぽくなく演じられるのは神木隆之介しかいない、というようなことを言っていて、なるほどその言葉通りでした。「あんたの前はどっちを向いているのよ!」と池田に言われても答えられないくらい、信念があるような生き方を目指していないのに、石橋がいないと困る。彼は議長ではないけれど、いないと人は生きていけなくなってしまうんでしょう。

    男性二人の言い争いのシーンは、多分、読者も観客も思っていた内容をお互いに言い合ってくれていて、結局、二人ともどっちもどっちですね。ともさかりえが良い仕事をしてくれてましたね。

    そして古川雄輝。はじめは、ああ彼によくある(よく回されている)透明感ある系男子かーと思っていたのですが。手を握るシーンは、彼の美しい指をうまく使っているなと思っていたのですが。最後の公園?でこけるシーンはすごく良かった。このひとの舞台、きっと面白いだろうなと思いました。どこまで計算されていたのか分かりませんが、Tシャツから胸板が全部見えてしまうのも良かった。サオトメ目当てでこの映画を観て、本当に良かった(そんなに?)。目と耳と心と脳の至福の時でありました。

  • 漫画が好きなので見てみたが、
    櫻井いちこがあまりにイメージが違いすぎた。
    真木よう子さん自体は好きなのだが、
    いちこはふわふわ可愛くてちょっとあほで
    水城せとな先生特有の、上目遣いがあざと可愛い
    ぽわぽわした人にやって欲しかった。
    真木よう子さんは強い女性のイメージが強いし
    髪も短いままなので「え、これがいちこなの?」と思ってしまった。
    あんな強い調子で年下の男性に迫ったら
    全然いちこじゃないし脅迫めいていちこが必要以上にただの変な人に見えた。
    服装もフェミニンな感じではなく、とても子供っぽい。

    脳内会議メンバーはそこまでイメージとはずれていないと思うが
    漫画だから成り立つ暗くて雰囲気のある会議室と
    メンバーの服装やテンションの実写化の仕方が
    中途半端。
    日本における漫画やアニメ原作の実写化にありがちな
    取捨選択を誤っているパターンと思う。
    現実世界の人間はほぼ全員ミスキャストに感じた。

    映画に関してネガティブな感想の人たちが
    原作の設定通りのところも批判されているのが結構多くて
    いや漫画で読めばそんなことないのに…と思って
    とても残念。
    2015年の映画『インサイド・ヘッド』のパクリとする感想も多かったが
    映画は確かに同年の公開だが、漫画が発表されたのは2010年2月なのだ。

    しかし映画だけを見ていたらそういう感想も出てしまうのも仕方ないと思った。
    三十路で帽子を被っているのは別に良いけれど
    食事中も帽子を取れない非常識さは三十路の癖にと思うし
    自分も悪い、ではなく「なんでこっちが悪いの」
    と早乙女に何度も鞄を投げつける痛々しさがあまりに痛々しく
    いちこの可愛さや共感できるところが全く無かった。
    原作でもいちこは良い女ではないが、こんな感じではない。
    越智さんが振り回されてとても気の毒だし、早乙女の魅力も感じず、一歩間違えばモラハラの我儘勝手な男にしか見えなかった。
    ベンチのある広場なのに地べたに座っている辺りも、年齢が若いからというより異様な印象があった。
    物に当たり散らすのも最低だし、かと言っていちこも言い方もやり方も悪くてどっちもどっちだ。

    この映画がオリジナルなら、いちこ嫌な女だな、で終わって
    映画自体の評価はそこまで低くなかったかもしれないが
    原作が好きで見てみたので結構きつかった。

  • 脳内で5つの感情が会議しながら恋愛に奮闘するお話。脳みその中のひとたちなのにみんな苗字があって面白い。あなたのことは好きだけど、あなたのことを好きな私を好きになれないから別れる、は名言。

  • <ポジティブ><ネガティブ><衝動><記憶><理性>という、5つの思考を擬人化したキャラが登場。
    5キャラの俳優が贅沢!西島秀俊・神木隆之介・吉田羊・桜田ひより・浅野和之。脳内会議、面白かったです。

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