超・箇条書き [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 非常に良い本でした。特に、ガバニング(統制)、MECE崩し、文章のメッセージ化が勉強になりました。ポイントは3つ、などとガバニングするのは、聞き手に引き出しを準備してもらうための思いやり。MECEからさらに要点を焦点を明確にするために「捨てる」というMECE崩し。そして「ボリュームからバリューへ」など「AからB」へというメッセージ化でソフトにAを否定し、Bという方向性を出すテクニック。非常に読みやすくシンプルな本ですが非常に奥深い本でした。

  • 20200812読了
    ビジネスで使える箇条書きの指南書。要点がシンプルに纏まっており、具体例もあって分かりやすい。
    ピラミッドストラクチャーとかロジカルシンキングの本読む前の入門書としてもいいかも。

    超・箇条書きの要点は3点。特に印象に残った事をまとめる。

    ・構造化
     一瞬で全体像が分かるように整理し、頭出しの文で纏める

    ・ストーリー化
     読んでもらえるように相手の文脈に合わせてイントロを工夫する、固有名詞を使って生々しさを作る

    ・メッセージ化
     相手に行動してもらうために自分のスタンスを取る、否定形を使って主張を際立たせる

    言うは易し行うは難し。普段のメールとかプレゼン資料でも意識していきたい。

  • 良いことを言っているが、少し冗長。

  • ■感想
    内容が濃いにもかかわらず、すぐに読める、とても良い本です。
    ・すぐに実践できる内容がまとまっています。
    ・10年以上社会人をやっていますが、まだまだだなぁ、と思わせられることが多かったです。
    ・形式的なテクニックで、一定のレベルまで持っていける、ということが学べます。

  • 情報の粒度を揃えるというのは社会人になりたての頃からいわれて実践していたことでした。ただ、これを読んでいればもっと早く相手に自分の伝えたいことをより早く正確に伝えられたなぁともっと早く読むべき一冊でした。
    本自体は分厚くないのですぐに読めますが内容は濃いです。
    他人に、そして自分に説明するときに常にこの考えを頭の片隅に入れて私のすべての成果物の品質を50%Upさせます。

    以下メモ:
    箇条書きには読み手や聞き手の情報処理の負荷を減らす力がある。

    そのための3つの要素とは
    1. 構造化: 相手が全体像を一瞬で理解できる
    2. 物語化: 相手が関心をもって最後まで読み切れる
    3. メッセージ化: 相手の心に響かせ行動を起こさせるようにする
    である。

    1.構造化
    - 自動詞と他動詞を使い分ける
    - ある瞬間の状態・現象を相手にイメージさせる
    - 行為やそれによる因果関係を相手にイメージさせる
    - 体言止めは多義的であり曖昧である
    - 直列型と並列型、またはハイブリッド型が存在する
    - ガバニングを用いる
    - ガバニングとは先にポイントが3つあるなどと頭出しして情報量を統制することである(スティーブ・ジョブズのStanfordでの卒業スピーチ)

    2. 物語化
    - フックを作る
    - 相手が置かれている状況(コンテキスト)を考慮して箇条書きを作る
    - 相手がの期待に応える回答をする。そして順序を意識する。最初に関係ないことを話せば相手の興味はなくなって最後まで聞いてもらえない可能性がある。
    - MECEは漏れなくダブりなくだが、相手や条件によって変化する。本当に必要かどうかも検討する。

    3. メッセージ化
    - スタンスをとる。伝えたいことに対する自分の立ち位置を明確にする。
    - 隠れ重言を排除する
    - 否定で退路を断つ AではなくBをする。AよりもBをとる。
    - 形容詞や副詞は数字に変える

    おまけ:
    パラグラフライティング:長い文章を書くときに書くパラグラフが主張することを書く

  • 理系職でも適用できそうな知恵は半分くらい。

    正しいことが書かれている、当たり前じゃない?と感じるあたり、当たり前ができてない人が多いということなのだろう。

  • 他人に何かを伝えるのは難しいです。
    皆が聞いてくれるスタンスだと良いのですが、聞く姿勢でいてくれる人の方が稀です。本書はそんな状況でも相手にしっかり伝わる技術としての箇条書きにフォーカスした本です。
    本書の一つ一つのテクニックももちろん重要ですが、プレゼンの目的として相手の心に響かせて動いてもらう事を意識し、その為には相手の状況を考えなければならないと言う、当たり前の事を改めて心に留める事ができました。
    なんか最近伝わらないなぁ…と思った時に本書を見直すと良いかも知れません。

  • うーん、私にはあまり響かない本だった

  • 実例紹介がいけてる
    ほんの細かいところを読む前に図を読んでいけば良い箇条書きが最速で実践できると思う
    帯の通り、構成化、物語化、メッセージ化の3つの軸で分かり良い箇条書きを目指す
    箇条書きから展開してパラグラフライティング、長文への活用と有用な理由の紹介
    一部、矛盾する内容があるようにも思うのと日本人否定が過ぎるところがあるが、内容そのものは良書だった
    論理的思考の先を紹介するもの

  • メモ
    構造化、物語化、メッセージ化を意識する。具体にすると、レベル感を合わせる、整える。フックやイントロ、固有名詞。重言排除、数字を使う、スタンスを明確に。

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著者プロフィール

杉野 幹人(スギノ ミキト)
A.T. カーニー マネージャー、東京農工大学工学部特任教授
東京工業大学工学部卒業。INSEAD MBA修了。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。NTTドコモを経て、A.T. カーニーに参画。経営戦略、マーケティング戦略、新規事業、経営会議運営支援等の幅広い経営コンサルティングプロジェクトを手掛けている。著書に『会社を変える会議の力』(講談社現代新書)、『コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術』(共著、東洋経済新報社)がある。

「2014年 『使える経営学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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