武士はなぜ歌を詠むか 鎌倉将軍から戦国大名まで (角川選書) [Kindle]

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  • 鎌倉期・南北朝期・室町期・戦国期について、鎌倉第6代将軍〈宗尊親王〉、鎌倉時代末期から乱世を切り開いた〈足利尊氏〉、関東管領の家宰でしかない〈太田道灌〉、流浪の歌道師範ー羽林家〈冷泉為和〉の4人を通して、どのように和歌が武士に染み渡り活用されたのかを解説しています。朝廷や幕府の権威凋落が進み、領国支配に心を砕いた大名は和歌を大いに利用しました。種まかれた文化が国人層に浸み渡った時、歌会の場で行われたのは、派閥形成や配下の統制、果ては一揆といった政治でした。中世を知る上で、価値ある一冊です(2016年)

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著者プロフィール

慶應義塾大学文学部教授
著書・論文:『二条良基』(人物叢書、吉川弘文館、2020年)、『中世和歌史の研究 撰歌と歌人社会』(塙書房、2017年)など。

「2024年 『古典文学研究の対象と方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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