ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門 [Kindle]

著者 :
  • あさ出版
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感想・レビュー・書評

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  • ラテラルシンキングについてはまったくの素人で、柔軟な思考術を手に入れたいと重い、読んでみました。

    この本を読んでわかったことは、今までの考え方がいかに自分の価値観に基づいた固執した考え方だったかということ。

    りんごが目の前にあったらりんごという情報しか得られないイメージ。
    自由な発想を手に入れる方法は、
    ☑疑う力
    ☑抽象化する力
    ☑観察力
    のどれが欠けても成立しません。

    上記に挙げた、それぞれの力を少しずつ伸ばしていくことで
    ラテラルな発想力がついてきます。

    本書ででてくるたくさんの例題とアイディアを学ぶだけでなく、
    自分も生み出せるような人になりたいなと思いました。

    【TODO】
    ・ラテラルシンキングの練習問題を印刷して一ヶ月に一回チャレンジする
    ・驚く癖を作る。⇒「そんなこと知っているよ」というのをやめる
    ・解説本を出す
    ・デメリットを裏返す、マイナス言葉を裏返す

  • さらっと読めました

  • 語り口調で読みやすかった。
    自分の仕事のやり方はずるいことしてるのでは?と思ってたけどもそうでもないのだと確信できた本。
    有名人や有名な企業を参考にしながら知ることが出来た。
    読み物みたいに読んだ

    Kindle Unlimited

  • 方法論は極少数。
    本の半分以上は成功例、失敗例。

    ラテラルシンキング=思考の幅を広げる水平思考。
    概念や常識にとらわれない、自由な発想で求めたい結果を考える思考法。

    はじめにラテラル・シンキングで複数案を出し、ロジカル・シンキング(論理的思考)で1つに絞り、深掘りしていく。
    ラテラル・シンキングだけだと混沌として収集がつかなくなる。
    ロジカル・シンキングだけだと発想が安全なものばかりになり、新しい発見がなくなる。

    ラテラルシンキングに必要なもの
    ①疑う力
    ②抽象化する力
    ③セレンディピティ(偶然の産物)

    疑う力
    ・なぜ?本当?と問いかけてみる。
    ・今はね、と時代や時間を超えて考えてみる。
    ・年齢、性別、外国人、異業種など想定範囲外の人の意見を聞いてみる。
    前提を無批判で受け入れずに疑ってみる習慣をつける。

    抽象化する力
    ・対象の特定→抽象化→具体化
    ・抽象化=ものの本質
    ・本質の見分け方は「〇〇するもの」
    本質を見つける発想力の訓練として、1つのものに対して30通りの使い道を考えてみる。
    (例)
    NASA=宇宙で使えるボールペンを開発
    ソ連=鉛筆を使う

    セレンディピティ
    ・偶然を無視しない力
    ・偶然を何かに関連付ける力
    当たり前のことにこそ驚くクセをつけ、感性を磨く。
    (例)
    ・レーダー開発→電子レンジ
    ・酸化防止剤→ホカロン
    ・スーパーの在庫補充→トヨタ生産方式

    ラテラルシンキングな捉え方
    A→B→Cと順に考えるのではなくA→Zと最短距離の楽な方法を考える。
    最小の力で最大の効果を出す
    ・他者の力を借りる
    ・作業を組み合わせる
    ・「楽する権利」を手に入れる

    他者の力を借りる
    十二支のネズミ→牛の背に乗り1番のり。

    作業を組み合わせる
    フォークリフトに量りをつける。

    楽する権利
    テコの原理=最小の力でものを動かす効果的なポイントを見つける。

    努力=善、楽=悪という常識をすて、楽に目的達成することを第一に考えるのがラテラルシンキングの神髄。
    練習として、成約のつけ外しで自由に発想してみる。

    弱肉強食を生き抜くために強者を利用し共存する。
    ・コバンザメ型
    ・寄生虫型
    ・ヤドカリ、イソギンチャク型

    コバンザメ型
    ヒット製品とサードパーティ製品
    自動車とカー用品

    寄生虫型
    便乗マーケティング
    類似品

    ヤドカリ、イソギンチャク型
    持ちつ持たれつの共依存

    強者を分析して足りない部分を補ったり、手法をマネて手間をはぶく。

    本質が同じものを組み合わせる
    携帯電話+カメラ
    携帯電話+テレビ
    本質は持ち運びたい情報機器

    スティーブ・ジョブズの言葉
    「未来を見通すことはできない。むしろ過去を振り返って経験から点と点を結びつけ、何らかの形をつくることが重要だ。」

    先の先を見る
    エジソンは電球の寿命を伸ばし、電球を作らず発電所を作った。
    電球が普及すれば電気の供給量が足りなくなるため、発電所と発電機を作れば、今電球を量産するより儲けることができる。
    発明品の普及後の世界を想像していた。

    先読みの練習
    新聞や雑誌などで新商品、新サービスが始まるのを見かけたら、それらが社会に与える影響を考えてみる。

    ロジカルシンキングはコンピューターの得意分野。
    マニュアル通りにしか仕事ができない人は、コンピューターに仕事を取られる。

  • 思いもよらない発想を身につけたい人におすすめ。

    【概要】
    ●ずるい考え方とは、ラテラルシンキングである。
    ●ラテラルシンキングに必要な3つの力
    ●ラテラルシンキングの具体例

    【感想】
    ●最小の力で最大の効果を出す、このやり方はとても重要だと思う。
     ただ、日本ではこの本に書かれているとおり「努力=善」「楽=悪」という図式があるため、能力のある人間は損をすることが多い。確かに努力は美しい、だが最優先ではない。「過程」も大切だが、それ以上に「結果」が大切なのである。これが理解できない組織は発展しないと思う。

  • ロジカルシンキングとラテラルシンキング。私はどちらかといえば、後者思考タイプ。若い頃はロジカル思考な職場で、会議の中でも浮いた意見や提案をしていたタイプだったが。私のようなラテラルタイプが力を発揮する方法を見つけることができ、自信がついた。一気に読んでしまった。自分の思考パターンを知り、チェンジできる一冊。必読です、

  • ためになる一冊。視野や思考の幅を広げ、柔軟にするための一つの方法が示されている。実例も適度に紹介されているが、ラテラルシンキングに絶対の正解はないので、あくまでも参考。思考の癖は一朝一夕では身につかないため、訓練を積む必要がありそう。

  • 水平思考

  • ロジカルシンキングと相補的な概念としてラテラルシンキングの重要性を述べている。特に目新しい内容はなく、常識を疑う、論理を意図的に飛躍させるなど、アイディア出しでは普通によくある話です。

  • ラテラルシンキングに必要な3つの力
    ・疑う力 ※なぜ?本当?今はね
    ・抽象化する力 ※本質は見方によって変化する
    ・セレンディピティ ※偶然を見逃さない

    最近は、仕事しながら『なぜ?』ばかり考えている。
    仕事をシンプルにしたり経費削減にも繋げられた。

    引き続きラテラルシンキングの質を上げ、今の仕事や私生活で、色々な目線(角度)で物事が見れる様に頑張ろう!

  • よく言われる発想法が、具体例と一緒にまとめられた一冊。

    アナロジー。
    中吊り広告と車窓からの景色を掛け合わせた発想練習。

    抽象化。
    なにもわからない人、宇宙人とかに、説明する練習。子供相手に教えるって、この練習になりそう。

    制約発想。
    制約をつけたり外したりして考えることで、新しい発想が出てくる。

    先の先を見る
    その努力によって到達した未来で、なにが起こるか。エジソンは、電球をたくさん売ることと並行に、発電、送配電も自分で広めた。

  • ラテラルシンキングという言葉をこの本で知りました。凝り固まった頭を柔らかくするには丁度いいです。普段ロジカルシンキングばかりしてる人は読んでみるのも良いです。違った発想が思いつくかもしれません。

  • 「13個のオレンジを平等に3人に分けるにはどうすればいいか?」という問いの答えを見た後、「なるほど、ラテラルとはこういうものか」と理解することができた。凝り固まった頭にちょうどよいマッサージ。
    「自動改札を長くした理由」、「落ちこぼれの働きアリの重要性」のエピソードもラテラルに対して理解が深まった。

    読み終えて感じるのは、「ロジカルシンキング」があってこその「ラテラルシンキング」だという事。「物事を抽象化することが重要」と述べられているが、抽象⇔具体の思考はロジカルシンキングがないと無理だと思う。

    残念だったのは、以下のクリシェ。
    ・ボトルに半分の水が入っている→まだ半分も残っている!
    ・女の子なのに背が高くてコンプレックス→モデルになれた!
    ・昔は不良→今は塾講師、看護師。みんなの痛みがわかる!

    偉そうに感想を書きましたが、さっくり読める本でオススメです。

  • ラテラルシンキングを初めて知った。この本を読むだけで、自由な発想をしようとする意識が芽生えると思う。世の中の常識を覆す発想を用いてユニークな人間になろうと思った。

  • ラテラルシンキングというのがあることを初めて知った。でも検索してもそれほどヒットしないので、そこまで有名な考え方ではないのだろう。
    ラテラルシンキングとは、要はイノベーションを起こすための考え方。
    内容はクリティカルシンキングと被っていた。

  • ズルいではなく、平均的考えと違い賢いや工夫という感じ。考え方、捉え方を変えれば、少しの工夫でその他大勢より少しはうまくいけそうだ!

  • ロジカルすぎる環境にいて思考パターンが窮屈になったことがあり、思考が発散されないなと感じ、この本を手に取りました。ラテラルシンキング初心者にとっては非常に読みやすい本でしたし、事例や練習パターンも多く勉強になりました。

  • ラテラルシンキング

    これからの現代を生き抜くためには、発想力を鍛える

    視野を広げるきっかけとなる本でした

  • 2024/01/18

  • kindleで読むと挿絵のアスペクト比がおかしいのがすごく気になる。
    内容はラテラルシンキングとしては一般的な内容でどこかで聞いたことがあるような。
    例題に対する回答が予想の範疇でつまらない。

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著者プロフィール

日本で最もラテラルシンキング(水平思考)の書籍を執筆している、ラテラルシンキングの専門家。
トランプを使った発想ゲーム「フラッシュ@ブレイン

木村尚義の作品

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