- Amazon.co.jp ・電子書籍 (416ページ)
感想・レビュー・書評
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架空の主人公二人を登場させる事で、光秀の人間性や苦悩を分かりやすく描いている。確率論を下地とした定理をストーリーに取り入れたのも非常に面白かった。
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主人公は兵法家のの新九郎。
新九郎が僧侶の愚息と出会い直面する課題を、光秀の生涯に沿って解決していく物語。 -
読みやすい歴史小説。光秀が主人公というより兵法者新九郎と謎の坊主愚息が主で光秀の生き様を表す。中に数列や確率論を取り扱い、生き方や戦い方を示す。光秀の生涯を書にしながら、本能寺の変のその場は、語られていない。
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「信長の原理」に続き、「光秀の定理」。二人の架空の人物のキャラが良く、面白かった。本能寺の変は直接書いてないのも非常に良かった。
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ワイルド・ソウルの著者。期待通りの面白さだった。
博打の理。戦の理。そして光秀の理。
これまで持っていた自身の光秀に対するイメージと基本は変わらないが、本質が覆された。
この光秀が本当の光秀かもしれないと思うくらい十分な面白さ。 -
後味が良い。
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光秀は冷酷な切れ者という印象がまったく変わった。
兵法ものの新九郎と辻博打を行う破戒僧愚息と光秀の交流を通して光秀の姿を描いた作品。4つの椀の博打の定理が面白かった。 -
『信長の原理』からの流れで読んでみましたが、この作品を読むことで信長に興味が湧くはずなので、発刊された順に読んだ方が楽しめたかもしれないです。
原理の信長は主人公なので一般人の私にも何となく共感できる人に書かれていますが、定理の方は完全にヤバい人として描かれている感じです。まぁ、破綻がない程度だとは思いますが違いを楽しんでみるのも面白いと思います。
愚息の台詞がなんぼか刺さりました。光秀に切れ散らかすシーンが非常に印象にのこりました。悪気なく自然と自身の常識を押し付けてくる人には、あれぐらいの熱量をもって挑みたいものです。 -
面白かった。光秀はとても不器用で愚直な男に感じられた。実際の主人公は、坊主と浪人で自由人ともいえばいいのか。それがまた、豪放磊落、ボケとツッコミ。魅力的に描かれ、また、コミカルでもあり、読者を飽きさせない。次作も読んでみたい作者。
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光秀は何故天下取りの失敗の確立を認識しながら、信長をうったか?