儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 (講談社+α新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 百田尚樹さんの「今こそ韓国に謝ろう」に続き、手に取った本。「蒼穹の昴」や「中原の虹」など最近は中韓をテーマにした作品に触れることが多いですね^_^
    さて、この作品の内容も百田尚樹さん同様、中韓の横暴の原因をわかりやすく解説したものです。
    でその原因の中心に儒教の思想が強く影響しているとのこと。自分たちの国家が最も優れており、その他を蔑む思考や公私の「私」を優先させることを厭わなくなったのもその影響と論じています。
    私にとっては儒教の影響云々よりも中韓が我が国に働きかけている工作が様々存在し、実行されていることの方が衝撃的でした。
    平和ボケだけではダメですね!オススメです!

  • 中国、韓国、北朝鮮は「儒教の呪い」に支配されている。儒教と共産主義は最悪の組み合わせらしい。
    中国は、自分たちが宇宙の中心で、すべては中国皇帝のもの、という中華思想に基づき世界で領土問題を起こし続けている。日本人は早く平和ぼけから目覚めないと、尖閣も沖縄も中国に奪われてしまう。
    「公」より「私」を大切にするから、国家観など持ち合わせていないし、役人も賄賂で私腹を肥やすことしか考えていない。上下関係もはっきりさせるから、対等な関係は結べない。常に他国を見下しているし、他国が自分たちの上に行くのが許さない。
    どうせ頑張っても追いつけないなら、引きずり下ろせばいいという負け犬の発想で日本を貶めようと、告げ口外交をしている。
    中国は「世界征服」への足掛かりとして、日本への武力を使わない情報戦を、何十年も前から仕掛けてきている。
    メディアの偏向報道から身を守るためには、新聞一紙だけで判断するのではなく、ネットなどでたくさんの情報源を目にすること。
    反日勢力はすでに、日本のメディアを内部からコントロールしている。
    沖縄の様子を見るとぞっとする。地元民の声を取り上げず、「プロ市民」にやりたい放題させて、中国の沖縄奪取に邪魔な米軍を排除しようと工作している。
    日本人は早く目を覚まさないと、中国に侵略されてしまうと恐ろしく感じた。

  • 冷静な視点で周辺を見渡すことが大事。
    様々な情報戦が行われていること、どうしてそういった行動を隣国、その先の周辺国がとるのかを理解するうえではこういった本を読んでおくことが大事と思いました。
    日本を解放する。って耳触りはいいかもしれないけど、冷静に考えると何言ってるんだって感じです。
    皇帝を中心とした中華思想をしっかりと理解しておかないといけない。

  • 本書で著者は、中国(や韓国、北朝鮮)の国際的に際立った非常識ぶりの源泉は儒教に由来する、と指摘する。

    すなわち、「儒教精神において、本来であれば重要とされてきたはずの「道徳」や「倫理」を、現代中国人の多くは完全に置き忘れてきてしまっ」ており、そして儒教精神の中で残った「「公」よりも「孝」、すなわち家族や一族を上に置く価値観から、やがて「私」が第一となり、自分中心主義が現れ」、「自らの利益のためなら法を犯すことすら厭」わず、「「騙すほうより騙されるほうが悪い」と考え」、国際的にも露骨に自国利益優先を押し通すお国柄になってしまったのだという。「歪んだ儒教の伝授が、世界的に大迷惑な政治体制と、多くの現代中国人の傍若無人な国民性の基礎となってしまった」のだと。

    また、自らを世界の中心に置き、「東西南北、四方の異民族のことを人間として認めず「東夷」「西戎」「北狄」「南蛮」と蔑視する中華思想も、「儒教に見てとれる序列意識」の現れだという。

    更に、「中国皇帝に絶対服従し、儒教や中華思想を丸ごと採り入れ」た朝鮮半島の国々も、自らを「小中華」と称し、儒教思想に基づく上下関係を絶対視するから、(自分達より下のはずの)日本が上を行くことを屈辱に感じ異常なほど競争心や嫉妬心を燃やすのだという。この態度は「「対等」という概念が存在しない、儒教思想の呪い」と言えるのだと。更に、韓国には自分が努力してのしあがることよりも、ライバルの足を引っ張って上に行こうとする傾向もあるのだとか。

    儒教がかくも恐ろしい思想だということ、改めて認識させられた。しかし、これでは隣国との関係、なかなか変えられないなあ。著者は「世界の世論が少しずつ、日本の味方になりつつあることは、間違いありません」と書いているが…。

  • ふむ

  • 普段は手に取らないジャンルの本。
    自分は平和ボケしてるのかもしれない、と気づかされる。自分のアタマで考えてみよう。

  • 隣国である中国、韓国、そして北朝鮮。
    世界的な視点で見ると、これらの国々の人たちと日本人とは、外観的に良く似ているなあと感じます。
    しかし、この三国と日本との関係が良いとは言えない状態が続いているのも、事実だと認識しています。

    なぜ中国や韓国の人たちは、日本という国を非難するのか。
    なぜ日本の中で、中国・朝鮮半島出身の人たちに対する差別的な言動が起こるのか。
    その背景を理解したく、関連しそうな本を読むようにしています。

    この本は、以前、タレントとしてTVなどでも活躍していた、アメリカ人弁護士による一冊。

    中国、朝鮮半島の人たち、特に国を運営している人たちの考え方の背景に「儒教」の影響があるとして、実例を交えて解説しています。

    儒教というと、「道徳的な視点を身につけさせてくれるありがたい考え」という印象があります。
    しかし著者は、中国、朝鮮半島で広まっている儒教は、日本の儒教とは違う、と主張しています。
    そして中国、朝鮮半島での儒教の影響として著者が特に問題視しているのは、中華思想と事大主義。

    これらの視点を通し、中国・朝鮮半島の人たち、さらに国としての対応を解説し、日本側もその前提で対応しなければいけない、と説いています。

    全体の感想として、視点が限定されていること、そして中国、朝鮮半島に対して批判一辺倒な点は、割り引く必要があるかなと感じました。

    しかし、著者の主張を踏まえてこれらの国々の行動を見ると、「なるほどな」と感じる部分があるのも事実。
    日本に対してなぜ「謝罪」を求め続けるのか、その理由のひとつを、この本から教えてもらいました。
    また沖縄の問題についても、日米だけでなく中国も含めて考えるべきなのだと、認識させてもらいました。

    この分野はさまざまな主張があるので、幅広く情報を集めて、理解を深めていきたいと思います。
    .

  • 中国と韓国が日本人と根本的に違うことが良く分かる
    違うのは悪いことではないんだけどね
    郷に入っては郷に従えという日本人の感覚は全く通用しない

  • ケント・ギルバートさんはたまに書かれているものを見ると、結構過激だなあ、右よりだなあと思っていました。

    かなり以前から「自虐史観」という言葉は意識していたのですが、矢面に立っていたのが小林よしのりで、うざかったのでスルーしていました。

    こういうこともあるのですね。武田鉄矢が嫌いすぎて、坂本龍馬も嫌いになったという「名言」がありますが、これも似たような状況です。

    ボクは一旦嫌いになると、極端に避けてしまうクセがあるので。時分の勝手ですが、大迷惑です。



    ケント・ギルバートさんの著作をまとまって読んだのは始めてです。

    あまりの日本びいきのバイアスで鼻白んでしまいましたが、そんなにバランス感覚のない人とも思えないので、読み進んでいきました。

    若い人ならば、表現は悪いけれど、右に洗脳されてしまいそうな内容でした。

    いや、別に嘘を書いているとは思いません。しかし、あまりに一面的で、対比として中韓の評価すべきところがあまりにも少なすぎるのではないかなと思ってしまうわけです。

    ボクは直接中韓に行ったこともないし、それほど中国人・韓国人と直接付き合ったこともないので、確かなことは言えません。

    評価の材料として、結構映画で判断します。

    時代劇とかエンタメはあまり観ませんが、アート系は評価基準になると思うのです。

    ほんとにヘンな国民性ならば、それが映画に現れると思うので。

    しかし、ケント・ギルバートさんの言っているのは主に中国共産党であり、ろくな死に方をしていない歴代の韓国大統領などが主導する扇動政治なのだろうと思います。確かにこれらは困ったもんです。

    ほぼ、著者の意見に賛同します。
    つまり、慰安婦問題・領土問題・南京大虐殺など。

    戦後処理の問題なのですが、著者も明記しているとおり、1945年終戦の年、中華人民共和国も大韓民国も全く「存在していなかった」のです。

    にも関わらず戦勝国面(づら)はおかしいよなあ。



    本書の基本姿勢・タイトルを要約すると。

    儒教は紀元前に孔子により起こり体系付けられた思想・学問もしくは宗教である。

    しかし、それは秦の始皇帝により禁じられ、その後換骨奪胎されたものとして歴代の漢民族によって都合の良いように歪められて伝えられた。

    それは超自分中心主義の中華思想としてのものであった。

    また、その中華思想を受け入れ、歴代中華王朝の属国として、そのアイデンティティを確立した朝鮮半島の国もそれに続いた。

    一方、日出づる処の国である日本は早々と中華思想を拒否した。

    しかし、中華=世界の中心とする思想の中韓(呼び名便宜上)は、地理的にも遠方にある日本を一段低いものとして認識する伝統(?)を受け継いでいるので、なんとかして日本を貶めたいという思いがあり、あの手この手で難癖をつけてくるという・・・感じですね。

    しかも、なんだかんだで国際的に認められてている日本がウザくて仕方がないということらしい。

    最近は米国は中国を重用しているみたいですけどね。

    さて、本書はこのような基本ラインにもとづき、具体例をこれでもかと挙げて構成されています。

    最近はやたらと日本好きな外国人を取材して作成されるテレビ番組が目につきます。

    別にいいけど、自画自賛が過ぎるように思います。観ていてケツがこそばゆいというか。

    古くは「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という本がベストセラーになりましたが、それがテレビのバラエティのレベルまで降りてきて量産されると、どうも素直には観られない。

    本書もやたらと日本人の自尊心をくすぐってきます。ちょっと居心地が悪い。ボクがひねくれいるのか。

    しかし、著者も伊達や酔狂で長らく日本に住んでいるのではないでしょうから、本心で現在の平和ボケ(この言葉も頻出)の自虐的な日本人の風潮を黙って見ていられないのかも知れません。(本書は日本語で執筆されているのでしょうか。だとしたら凄い!)

    ボクもある程度はそうです。ていうか、右よりと言って差し支えないと思います。
    もっとも、明確な左翼以外、日本人は潜在的右翼であるとも言われますが。

    なので、本書の内容は50%以上首肯できるものであります。

    著者には近い内容の著作が複数あるようなので、それも読んでみたいと思います。

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著者プロフィール

米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年米国アイダホ州に生まれ、ユタ州で育つ。1971年米ブリガムヤング大学在学中に19歳で初来日。経営学修士号(MBA)、法務博士号(JD)を取得後、国際法律事務所に就職し、起業への法律コンサルタントとして再来日。弁護士業と並行して『世界まるごとHOWマッチ』(MBSテレビ系)などテレビに出演。2015年公益財団法人アパ日本再興財団による『第8回「真の近現代史観」懸賞論文』の最優秀藤誠志賞を受賞。近年は企業経営や全国での講演活動を行いつつ、『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ系)、『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)などで論陣を張る。

「2020年 『プロパガンダの見破り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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