【期間限定無料版】「小説X」タイトル募集! [Kindle]

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  • 小学館
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感想・レビュー・書評

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  • 一気に読了。
    最初は恋愛ものかと思い残念に思ってましたが、
    最後はしっかり裏切られました。。
    そのままの勢いでタイトル応募w

  • 著者本人がどんでん返しをウリにしている、その言葉通り二転三転するストーリーはとても面白かった。何より、よくあるどんでん返しを狙った小説と比較してみても、伏線描写が非常に細かく、それでいてはっきりと提示されていて、考察が楽しかった。



    以下ネタバレ



    裕真=葵の伏線
    1. 奈子と葵が一緒にいるところに裕真は出てこない
      →青山で見た赤いレインコートの女は別人(おそらく葵の言う"友人")

    2. 芸大で特殊メイクを学ぶ
      →奈子理想の男性像・裕真に変装(変身?)
      ※事故前後の時間軸が不明瞭なため、奈子を陥れるために特殊メイク専攻なのかまでは不明

    3. 外見…葵は170cm、男性でもあり得る高身長。今作で1つ無理があるとすれば、男らしい体格まで真似はできないという点か。
    また顔についても、"きれいな顔(老人談)"
    さらに髪型について、"前髪を眉毛のところで切り揃える"→普段は額の傷を隠している
     ※この点について、最後に葵の姿から"かつらを脱ぎ捨て"とあるので、黒髪パッツンすらかつらの可能性

    4. 声…裕真は低音の"耳に心地よい"声
      →"女優になる夢をあきらめた"
       "歌とダンスが駄目であきらめたと言っていたから宝塚に入りたかったのかもしれない"
       →ある程度男声に近い声が出せてもおかしくない
        普段"透明感のあるソプラノ"ならばなおさら落差も激しく、気付かない可能性も充分ありうる。

    5. デート中、家に葵を呼ぶ
     →物証ではないが、普通彼女と自宅デート中に元カノ(たとえ今カノの知り合いであっても)なんか呼ばないのでは…すべて一連の芝居を仕込むための口実?

    今のところこんな感じか。ひょっとしたらまだ見落としているかも。
    個人的には、エアバッグのない車に乗り、シートベルトすらしなかった友樹も大概だと感じたが。

著者プロフィール

1961年、東京都に生まれる。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。1997年、『六枚のとんかつ』にて第三回メフィスト賞を受賞、デビュー。児童向けの「青い鳥文庫」や「YA!ENTERTAINMENT」でも活躍。

「2013年 『古い腕時計 きのう逢えたら…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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