あの同族企業はなぜすごい (日本経済新聞出版) [Kindle]

著者 :
  • 日経BP
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (176ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 同族企業と聞くと、お家騒動、苦労を知らない無能な2代目、会社の一族私物化などなど、あまり良い印象はない。が、それは問題を起こしたほんのわずかの同族企業がニュースとして話題になるため。実際、ほとんどの同族企業は周囲の目もあるからきちんとした後継者を選んでいる。

    さらに最近では、前代の実績を肯定し、作り上げた基礎を土台に、新しいチャレンジでさらなる発展を遂げる同族企業が珍しくない。星野リゾートやジャパネットたかた、YKKなどなど。あのトヨタだって、同族企業だ。

    著者はこうした同族企業の長所を分析した結果、むしろ同族企業の方がそれ以外の企業よりも発展を遂げている、と結論。

    親から社長を継ぐことを「ラッキー」と考えず、その後のプレッシャーと真剣に向き合える人が増えているんだろう。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

日経ビジネス副編集長。1966年新潟市生まれ。慶応義塾大学卒業後、毎日新聞記者を経て日経BPに入社。日経ビジネス編集部、日経トップリーダー編集部、日本経済新聞社企業報道部などを経て2018年4月から現職。著書に『あの同族企業はなぜすごい』(日本経済新聞出版)、『星野リゾートの教科書」「星野リゾートの事件簿』(ともに日経BP)など。

「2021年 『星野リゾートの事件簿2 なぜお客様は感動するのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中沢康彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×