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感想・レビュー・書評

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  • ペソアの戯曲が掲載と知り手に取る。人生を一幕の夢で捉え難く実在すら疑わしい幻ととらえる感は、「不安の書」とも通じ。「わたしの人生だと呼んでいるこのあいまいなもの、それは私が夢だと知らずに見ている夢ではないんだって、どうすればわかるの」/日曜日のコント/砂漠で生きるも印象に。一緒に住む彼女、訪ねてきた自分の友人、いっしょにでかける二人、日が暮れたらギリシア料理を食べに行こうと考える主人公、居ドム・コーエンの「ジブラルタルの夜」聞いてみたくなる。西岡かれんさんの”「たかが小説」が「たかが小説」であるが故に、時として、私たちを人種やジェンダーや、その他諸々の社会的枠組みから自由にしてくれると思うのだけれど、どうでしょう。”の一節が印象に。ラングストン・ヒューズの詩もよみかえしたくなる。/あとがきの、”資本主義は言うだろう。「成長するためには、はたらかなければいけない」。誰のための成長なのか。「世界のため、社会のため、身の回りのひとのため、ひいては、お前自身のためだ」。ありがとう。けれども、余計なお世話だ。休ませてほしい。立ち止まらせてほしい。”も印象に。

  • Harlem Renaissance 黒人が目覚めた。物を書き、詩を作った。当然のことがまだ最近起こっている。ラングストンヒューズの詩を探して、この不思議な本に出会いました。とっても素敵な文字の集合体です。

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