意外と会社は合理的 組織にはびこる理不尽のメカニズム (日本経済新聞出版) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 理不尽と思える各種組織の行動パターンも、よくよく見てみるといろいろな妥協の産物で、合理的なんだよ、と言いたい本なのかな。そもそも「合理的」が行動経済学以前の経済学的な、最表面しか見てないような「合理的」に見えるが。著者が最終的になにが言いたいのかちょっとあいまいだが、でありながら結論ありきで肝心のところでエビデンスのない書かれ方で、もやもや。それでも読んだのは部分的には得るものもあったから。経営学ベースで経営すると実際にうまく経営できる話とかは興味深かった。翻訳は概ね問題ないが、細かい訳語の選び方(コントロールグループとかテイラーリズムとか訳してもよくない?)とか、後半にちょっとだけあった意味の通らない個所は気になった。全体的に見て、人には薦めない。

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著者プロフィール

ボストン大学スレーター家「行動経済学」寄付講座教授。著書に『会社は意外と合理的』(ティム・サリバンと共著、日本経済新聞出版社)。『悪い奴ほど合理的』( エドワード・ミゲルと共著、NTT出版)。

「2019年 『コラプション なぜ汚職は起こるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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