平成論 「生きづらさ」の30年を考える (NHK出版新書) [Kindle]

  • NHK出版
3.33
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (159ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 平成、特にオウム事件周辺から東日本大震災までの宗教の変化についての論じ方だか、最終章の中島岳志さんのまとめ方が良かった

  • 元号に変わる時代の大きな節目を契機に、宗教を軸にして考える社会論。多少は世界的な広がりもあるが、各著者がオウム真理教や東北大震災を大きな契機と据えていることからも、日本社会論として捉えられる。総じて、自己肯定感を高く持つことができず、生きることに対する希望や意義を見出し難くなってきている「生きづらさ」を指摘し、そこに宗教の役割を見る(方向性が間違うとオウムになる)。何というか、日本ってどうしてこんな風になっちゃってるんだろうなぁと思わざるを得ない。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池上彰の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×