オッド・ジョン [Kindle]

  • グーテンベルク21
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感想・レビュー・書評

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  •  超人類は身体的・精神的に周囲の一般人と違っているという描写があります。ジョンが仲間を探した時、精神病や犯罪者になっていた人が多かったそうです。
     現在の世でも集団生活に馴染めなくて孤立しがちな人が多いと思います。仲間外れになって孤立することも多いでしょう。そんな皆さんももしかしたら超人類なのかもしれませんよ。本作品を読んで希望を持って生きていきましょう!

     孤島に新人類のコミュニティを創るんだ!というジョン少年の企画に賛同して多くの新人類が集まってきます。一方で、賛同しながらも仲間に加わらなかった新人類も何人かいます。
     実は仲間に加わったのはジョン少年と同年代や年下の者達で、仲間に加わらなかったのはジョン少年より年上の方々でした。年をとった方々は社会や周囲の人々と折り合いをつけて生きていく方法を見つけており、今後もその生活を続けることを選んだのでしょう。


    ~20世紀少年少女SFクラブ~
    超人類の超人類による超人類のための島
    【エスパー島物語(超人の島)】
      オラフ・ステープルドン
       https://sfklubo.net/baskervilles/

    少年少女・ネタバレSALONO(ネタバレ注意!)
    『オッド・ジョン』に登場するホモ・シュピーリア名鑑
       https://sfklubo.blog.jp/archives/22449629.html

    SF KidなWeblog
    ステープルドン【エスパー島物語(超人の島)】参照リンク集&コメントコーナーなど
      https://sfkid.seesaa.net/article/501411171.html

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著者プロフィール

オラフ・ステープルドン(Olaf Stapledon):イギリスの作家、哲学者。1886年生まれ。初の著作『現代の倫理学』を発表した翌年、『最後にして最初の人類』(1930)で注目を集め、『スターメイカー』(1937)など、独自の哲学的思弁とヴィジョンに満ちた壮大な宇宙年代記は読書界に衝撃を与えた。他の代表作に『オッド・ジョン』『シリウス』(いずれもハヤカワ文庫)がある。1950年没。

「2024年 『最後にして最初の人類』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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