東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください! [Kindle]
- かんき出版 (2019年1月21日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (411ページ)
感想・レビュー・書評
-
本書は中学校で学ぶ数学をもう一度やり直したい方にオススメです。
「二次方程式くらいはわかるけど、微分積分になるとちょっと…」「図の証明で、なぜあそこに追加の線を引く必要があったのかな」「解答には『両辺を○で割ると、○○になる』と書いてあったからそうしたけど、その理由は何だったのかな」と、モヤモヤした気持ちでここまで来てしまった人は少なくないと思います。
本書は対話形式で書かれており、とても理解しやすいです。でも、前半部分は雑談が多く、たくさん計算問題を解きたい『脳トレ』希望の方は、物足りなさを感じると思います。
私はKindle版で読みましたが、このような本は紙媒体の方が断然読みやすいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル通りの欲があったので購入。高校でつまずいてから数学には苦手意識しかないのだが、苦手なりにもう一度勉強したかった。
本書では5、6時間で「数や式」「グラフ」「図形」という3つの分野を学んでいくのだが、二次方程式というボスさえ理解できれば全て理解できるとのこと。「論理を言葉で書いたのが国語で、記号で書いたのが数学」「わからないの原因は何がゴールかわからないため」という西成先生の話でこじらせていた数学アレルギーが少し治まった気がした。
ノートをとりながら一通りやってみたのだが、やはり図形は難しい。二点を結ぶまでは理解できるのだが、三点を結んで三角形にされると脳からプスプス音がした。でも、やり続けると思考体力がつく実感があるし、ピタゴラスの定理の証明を自分で写していって、初めて証明が美しいと思えた。
あとiPhoneの電卓アプリを横に傾けたら関数電卓になるとわかったのが感動だった。
本書のおかげで、学生の時から断片的だった中学数学がちゃんとつながった気がする。著者にお礼を言いたい。
-
文字通り、中学レベルの数学を素人にわかりやすく教える本。
この手の本にありがちだが、前半はわかりやすい反面、後半は結構難しいのではないかと感じた。 -
超わかりやすくと言っても、やっぱり難しいなあと感じ、式のところは結構飛ばしてしまいました。
でも、概念はなんとなく分かった気がします。
中学生は読まないでと書いてありましたが、中学の数学のゴールや大まかなイメージを最初に持つことは大切だと思ったので、読んでもいいと思います。ただ、中学一年生が読むには難しいのかなとも思ったので、これから中学生になる君へ、みたいな数学の本があるといいなーと思いました。 -
2日目までは、なるほどそういうことか!と感動しながら読み進められたが、3日目から唐突に難易度が上がってさっぱり分からなくなり、紙に計算を書き連ねて理解しようと頑張ってみたが10時間以上かけても3日目を読み終えることができず、数学との和解を断念した……非常に無念
-
数学の中でも中学数学の話。
中学まで数学は得意だったのに高校数学で躓いた身からすれば、あまり役立たないかも……と思い読み始めたのだが、思いの他勉強になる。
ここで説明されている二次関数のグラフと方程式の解の関係など、中学数学の理解の浅さが微積躓きの始めだったように思う。
Xはとりあえず仮置きなので□で説明する試みはXに触れたことがない人への第一歩の説明にはわかりやすいかもしれないが、Xに慣れ親しんでいる人からすると、見にくく逆にわかりずらく感じてしまった。
かなり基礎の基礎なのでさらっと読める。 -
同じようなテーマの本が複数出版されているが、そのほとんどは数学の面白い雑学紹介にとどまっている。それに比べて、本書は数学的思考を身につけることを目指している。学生時代丸暗記するだけで通り過ぎてしまった公式の背後にある数学的思考を、この本は教えてくれる。
-
何となく分かった気になった。