頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て 「見守る」子育てシリーズ [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • オーディオブックで読了。見守る・認める・待つ+期待するの3原則+1は肝に銘じようと思う。

  • 行動指針
    ①認める、見守る、まつ、その上で期待する。
    ②親の関わりが大事。
    ③子供を信じきること。


    印象的だったこと
    ・好きなことにとことん熱中した経験のあるお子さんは、最後の最後で踏ん張りをきかせてグングン成績を伸ばしていく
    ・子供を否定しない、子供に与えすぎない、子供のことで焦らない
    ・頭の良い事は、自分の強みで社会で発揮できる子。必要なのは自分軸。自分軸とは、経験や価値観に基づいた自分なりの判断基準のこと。
    ・頭が良くなる三原則プラスワン。認める、見守る、まつ、その上で期待する。
    ・親の目から見てすごい、面白いと思うところがあったら、とにかく褒める。それだけで子供の天才は磨かれていきます。
    ・知りたい学びたいと子供の心を動かすのは人との関わり、何よりも親の関わりです。お金をかけられなくても、この子の能力を伸ばしてあげるにはどんな関わりが必要かを考えて動くことができれば、金銭的な問題はいくらでもカバーできる。
    ・親が楽しそうな家はうまくいく。まずは自分を大切にしましょう。自分が楽しく生き、自分が褒めてもらえているからこそ、子供を楽しく育て、褒めることができるのです。
    ・もしも唯一、子育てで頑張らなければいけないことがあるとすれば、それは子供を信じきることです。

  • 中学受験するような親子を見てきた上での子育て論!オススメ!!

    (親が)
    ・否定しない
    ・与えすぎない
    ・あせらない

    この3つのキーワードが気になったら読んでみることをおすすめします。

    著者は中学受験指導の経験が豊富ですが、「この方法をすれば中学受験で上位校に合格する」というハウツー本ではないのが、一番気に入りました。

    本書の記述から、子育てする前提として大事だと思ったこと、それは親が「親の人生を楽しく大切に生きていること」。それができていなかったら上記の点の対応をしてしまいがち。
    なぜなら、「親ができなかったことを子供に託したくなるからです」
    わたしはそういう親に育てられたので、本書のNG対応ででてくるように笑、習い事もつめつめでした。結果、本書で指摘されているように、その習い事で得た経験を自分の「好き」にいかすこともできていません。
    そのことが、本書ではしっかりと記述されており実体験から納得することができ、息子には同じ轍を踏ませないよう自信をもって対応できそうです。

    「子供のためだから・・」と休日ごとにさまざまな体験に連れて行ったりしていませんか?
    いろいろな経験をするのは大切なのですが、その量に比例して子供の知能が高まるという傾向はないようです。
    それよりも子供の「自分の時間」を大切にすることが子供の自分軸を作っていくために大切なことのようです。

    また、ネットニュースにあふれる数々の「子育て論」。それはその家庭で(たまたま)成功した結果論であるため、一歩引いて読むことがオススメされています。このおもちゃがいい、この塾がいいなど、振り回されそうになりますよね?そのとおりだなと納得しました。

    本書では、「あ!それやってしまっていたかも」と思わされることや「こういう人いるいる汗(=実親)」ということが紹介されており参考になることが多かったです。
    本書最後のQ&Aには「塾には行かせた方がいい?」「やる気のある子供にするには」など本書を読むような親なら一度は気になる質問に対する回答もあり、わたしは充実感をもって読むことができました。

  • 頭のいい子を育てようとはしていないんだけど。
    と思ったものの、表紙イラストの親子関係がとても素敵なので読んでみたら大正解。

    私は研究者の緻密な分析や理論より
    実践的な子育て本が好き。

    子育ては理想全部追い求めてたら死ぬ。

    この本はそういう意味でバランスが良い。
    「子育ては2勝8敗」で良い、親が「唯一頑張るべきは子どもを信じぬくこと」などなど。

    この書の子育て目標が「自分軸を自然に育てる」ことなのも良い。
    これはまさに私の望む育児。
    そして確かにこの書の通りの関わり方をすれば、子どもがのびのび育ってくれそうだなと思えました。

  • 軽い本のように見えて、深い、そして、各教育の理論も元にされてつつ、新しい時代を踏まえている(古い考え方ではない)本です

    「Xの中にある〇を見つける力」という話が面白かったです。

    「X」になった問題を、「できていないじゃないか。もう一度やり直し!」と言うのは、誰にでもできます。しかし、「結果的にXになったけれども、ほら見てごらん、出だしの式は立てられているよね、次の計算も合っているでしょう。問題の考え方は理解できてる証拠だよね」とほめたうえで、「この続きをもう一度考えてごらん」と、そっと促してあげられるかどうかは、人によって大きく差があります」

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著者プロフィール

教育家。見守る子育て研究所 所長。1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として活躍後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。受験学習はもとより、幼児期からの子供の能力の伸ばし方や親子関係の築き方に関するアドバイスに定評があり、各メディアで活躍中。そのノウハウは自らの子育てにも活かされ、一人息子は中学受験で灘、開成、筑駒すべてに合格。『5歳から始める最高の中学受験』(青春出版社)、『自分で学べる子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)など著書多数。

「2023年 『子どもの頭のよさを引き出す親の言い換え辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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