- Amazon.co.jp ・電子書籍 (260ページ)
感想・レビュー・書評
-
博報堂出身のコピーライターによる一作。
さすが言葉を扱うプロフェッショナル。面白かった!
世の中の広告メッセージがどういう発想で出来ているかよく分る。仕事におけるプレゼン資料のメッセージにも大いに活用できると感じました。
いくつか印象に残ったところのメモ。
・発想が行き詰った時は、「もしも?」の究極・極端な問いを自分に発してみる。もしも1億円あったら・・・とか。制約を外してみて考える、という事か。
・メールを何往復もさせるよりも、一杯飲んだ方が気持ちは繋がる。昭和的なアプローチだけど、コミュニケーションの極意はやはりこういったウェットなものなのか。
・相手に伝わるコミュニケーションとは・・・豊富な情報を織り込んで饒舌に話す<最小限の言葉で最大限の効果を得ること。だから一行で伝える!
・矛盾話法。AなのにBである。AなのにBできる。これが人の心に刺さる。トレードオフを解決するとヒット商品が生まれるとの話と同じか。
・他人の嘆きに寄り添う「どうして?」共感法。クリアーな答えをすぐに出すだけが答えではない。簡単に正解を出すことが不正解になることがある。相手の肩に手をかけて「どうしてなんだろうね?」と共に嘆き、空を仰ぎ見る。その方が人の心にすっと入れることがある。悩みや嘆きの共有体験、分かち合う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ただ思っていることを伝えるだけでなく、相手を惹きつけたり考えさせる1行。
これもすぐすぐ使いこなすことは難しいが、何度も繰り返し考え続けていくしかない。 -
たった一行の言葉で人々の行動を変えることができる。
①「AからBへ」という提案話法
Aには「現状の常識」を記入し、Bには「起こしたい変化」を書き込む。
ex)「忙しい人を、美しい人に」
「空の旅を、鉄道より安く」 -
つまり1行でどう表現できるか。今日から使える発想法が満載。今日も、記事タイトルのブレストに活用。
思考も表現も研ぎ澄ませていきたい。 -
コピーライターがどのように名コピーを生み出しているかが書かれている。決してセンスや感覚によって生み出されているわけではなく、コピーライティングには法則・パターンがあることが理解できた。事例も豊富なので頭に残りやすい。
-
kindle unlimitedで読んでいたけれど、読み終わってすごくよかったので購入。
わかりやすいし、納得感がある。
コピーは、ライティングだけではなくスピーキングの際にも武器になるのだなあ、と新しい発見。
いい本でした。
何度も読み返してヒントをもらいたい。