- Amazon.co.jp ・電子書籍 (200ページ)
感想・レビュー・書評
-
最初に無理ゲー社会を読んでしまったので、内容はかなりの部分重なっていて、どちらかを買うとしたら無理ゲー社会の方でよいと思う。書いている中身としては概ね了解できる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ざっと以下な感じですねー。
知識社会に適応できる人とできない人との間で分断が起きている。これは先進国全般で見られる現象である。分断は収入、価値観など多岐にわたる。
特に厳しいのは、モテない男問題である。男は競争に勝った人のみ、モテる事ができる。 -
◆批判するのではなく事実を知り行動する事こそが重要!
池袋の悲惨な事故の件から始まる著書。
噂が噂を呼び・・・な状況ですが事実として上級国民特権はあるでしょう。
人間なので「すべては平等」は夢物語にすぎませんが悲しい現実です。
本書を読んで悲観して終わるのか、事実を知った事で行動を起こすのかはアナタ次第! -
本書では、知識社会化・リベラル化・グローバル化という3つのトレンドが、日本あるいは世界各国の社会にもたらした影響について論じている。刺激的なタイトルもそうだが、橘玲さんの著書らしく「身も蓋ない」内容だった。橘玲さんのブログによると、『無理ゲー社会』と『裏道を行け ディストピア世界をHACKする』と合わせて3部作らしいので、こちらも読んでみたいと思う。
-
少し前に話題になった本で、中古書店で安く売られていたので読んでみた。
内容は人間社会の分断を分析したものであり、現在起こっている事件や言論の背景を垣間見れた気がしている。
本書を読む上で、基礎的なデータの背景や知識を知らなかったので、議論の進展に果たしてその見方でよいのか疑問に思う箇所があった。データを作者の主観で判断されているような気がしたのだ。そのあたりは本書を参考に勉強してみてもう一度判断した方がいいのかもしれないと思っている。
人類全員が明るい未来を描けるわけではない中で、社会をどのように変えていくのがいいのか考えていく必要があると思った。 -
今後、格差社会がますます進行して、上級国民と下級国民に分かれることを説いた一冊。
内容は多くがうなずけるものだった。 -
■日本の労働者が生み出す1人当たりの利益は約879万円で、アメリカ(約1329万円)のたった66%しかなく、主要先進7ヵ国では1970年以降最下位。日本が貧乏な国になっている理由は、「他国に比べて生産性が低いから」で説明できてしまう。
■平成の日本の労働市場は、若者(とりわけ男性)の雇用を破壊することで中高年(団塊の世代)の雇用が守られた。
■一度人を雇ったら辞めさせられない、正社員だけが過剰に保護されることで労働市場の流動性がなくなる、などにより外資系企業は日本の市場に魅力を感じず、生産性の高い大企業は海外に出ていってしまった。
■「働き方改革」は、団塊の世代が現役を引退したことで初めて可能になった。
■教育の本質は「上級/下級」に社会を分断する「格差拡大装置」である。
→教育の格差によって環境・付き合う人が変わり、それによってつるみの法則が生まれるため、下級は下級へ、上級は上級へ。