メインテーマは殺人 ホーソーン＆ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]

著者 : アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭

• 東京創元社 (2019年9月27日発売)

感想・レビュー・書評

[tokopondaさんの感想 · 2021年2月20日]

「カササギ殺人事件」もこの作品も本当に舌を巻く面白さ。並行して読んでいる「絹の家」も勿論そうなので、お気に入り作家がまた一人増えた。

[nakajieeさんの感想 · 2021年1月29日]

久々の海外ミステリーだったので登場人物の仕分けに困った。。。でも物語自体は予想以上にしっかり組み立てられていて読み応えあり。

[Takeru.Kさんの感想 · 2020年12月20日]

筆者＝ワトソン役という珍しい設定のミステリー。
探偵役のホーソーンがかなり変な男で、
彼の行動や考えがまず面白い。
なぜ海外のバディものミステリーは
社会不適合な性格の探偵多いのか…？

前作（「カササギ殺人事件」）が結構特殊な構造だったのに対して、こちらはド王道。

[ミツさんの感想 · 2020年5月21日]

アンソニー・ホロヴィッツは
仕掛けてくる。

『カササギ殺人事件』では
小説内小説の上巻と
その失われた最終章を探す
女性編集者の
探偵ストーリーである下巻、
という意表を突いた構成。

そして、この小説では
著者自らが登場。
毎回、趣向を凝らして
仕掛けてくる。

主人公は元刑事のホーソーンと
何と著者のホロヴィッツが嫌々ながら
ペアとなって殺人事件を追う。

現代版ホームズとワトスンを狙った作品。

物語は、自らの葬式を依頼した女性が、
その６時間後に殺される
というショッキングが事件が幕開け。
その女性が過去に起こした
交通事故も明らかになり、
また、女性の息子である
有名俳優の存在も引っかかってくる。

ホーソーンはホームズ並の洞察力。
しかし、性格が悪い。
ホロヴィッツは苛立ちつつも
ホーソーンの本を書くという
仕事を受けた手前、
しかも、ミステリー作家という
自負もあって、
ホーソーンに先を越そうと
推理したり、お独断で行動したりもする。

ミスリードも効いていて、
読後にやられた感があった。

シリーズ化も視野に入れている、
という作品だ。

[tshibataさんの感想 · 2020年2月13日]

アンソニー・ホロヴィッツ氏の作品は「カササギ殺人事件」から2本目。ホロヴィッツ氏本人が小説に登場するので読んでいてノンフィクションと錯覚してしまいそう。そんなわけないけど。
面白くて一気読み。

[AKIさんの感想 · 2020年1月26日]

2020/01/26

[tarai828さんの感想 · 2020年1月25日]

『カササギ殺人事件』同様、誰の目線でどのように物語を語っていくかに趣向が凝らされた作品だった。前半の巧妙な描写により読者の推理は本筋から逸らされ、終盤に予想外の事実が畳み掛けてくる展開には舌を巻く。
ただ、個人的には前作の「作中作」の方が読後の衝撃は大きかったように思う。

[さくらぶさんの感想 · 2020年1月13日]

登場人物の名前がおぼえられなかって、これはだれだっけ？となりながらもとりあえず読み進めて、なんとかなった。
話には入りこめて、展開も気になって、比較的するする読めた。
いやあ、飛んで火にいる夏の虫にちょっとだけ緊張感。

シリーズ第一作らしいので、次のも読みたいなあと思うコンビ。

著者プロフィール

Anthony Horowitz
イギリスの作家。1979年、冒険小説『Enter Frederick K. Bower』でデビューし、YA（ヤングアダルト）作品「女王陛下の少年スパイ！アレックス」シリーズ（集英社）がベストセラーとなる。ドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』（KADOKAWA）なども手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』は、日本でも「このミステリーがすごい！」「本屋大賞〈翻訳小説部門〉」の１位に選ばれるなど、史上初の７冠に輝く。続く『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『ヨルガオ殺人事件』（以上、東京創元社）も主要ミステリランキングで首位を取り、4年連続制覇を達成した。


「2022年 『ホロヴィッツ　ホラー』 で使われていた紹介文から引用しています。」