図書館B2捜査団 秘密の地下室 (講談社青い鳥文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 青い鳥文庫は児童向けが多いと思っていたので、こんなにちゃんとしたミステリーの作品だったことに驚きました。学校のクラスの正義は、誰か一人を悪者にするってよくあったなーと自分の小学生時代を思い出してしまうぐらいリアル。家族に不良がいるからとて、その家族までみんなそうかとはならないけど…小学生とかだと連想ゲームのようにそう思ってしまうのかもしれませんね。図書館B2捜査団の内容もかなり面白い!メンバー個性的だけど、1番謎なのは…一本木くん。本当に中学3年生?と疑いたくなるような、洞察力。家がお金持ちっていうのはあるのかもしれないけど、やる事なす事半端ではなかったです(笑)
    個人が思うの許せないものを解決するための組織というのが、面白いなって思いました。人間の心理だなって感じるところも沢山あったし、負の連鎖って止めるのにはやっぱりきっかけが必要ですね。まだ他のメンバーの許せないことも出てきてないので、続編が楽しみです!

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。東京大学在学中の2014年、「夢のトビラは泉の中に」で、第13回『このミステリーがすごい!』大賞《優秀賞》を受賞。15年、同作を改題した『いなくなった私へ』でデビュー。21年、『十の輪をくぐる』で吉川英治文学新人賞候補、『トリカゴ』で大藪春彦賞受賞。

「2023年 『東大に名探偵はいない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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