戦争と平和1 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 途中で、これは読みきれないと思い中断。社交界の存在を認識したし、人間関係の流動性や重要性を多少は学べた

  • 文学と歴史の板挟みにあった人間がどう手探りしたか,を知る上では参考になる作品だと思う。当時のロシアの貴族社会,フランスとの距離感,ナポレオン戦争の詳細など。

  • この作品を通読するのはたぶん10回目ぐらい。一部だけを読んだのは数知れず。古典的小説としては最高峰と思っている。歴史・時代小説としても最高傑作か。
    とはいえしばらくご無沙汰していたのだが、今回古典新訳文庫として刊行されているので、どうなっているのか読んでみた。
    作品としては若干時代を感じるようになったかも。現代の価値観と合わない部分が出てきている。たとえば女性の扱いとか。とはいえそれはやむを得ないことで、その辺を割り引いても作品の価値としてはそれほど変わらないと思われる。
    さて新訳だが、若干の違和感。たぶんこちらが正しいのだろうがやや雰囲気に欠けるように感じた。女性の姓を女性形をとらず男性形で統一する(著者が挙げた例ではボルコンスカヤの語尾を変化させずボルコンスキーとする)というのもわかりやすさ重視とはいえ雰囲気は壊していると思う。デニーソフ(過去の訳ではジェニーソフ)のr発音に難のあるところも「ツキも俺(おえ)を見放しやがった。おい。茶をくえ!」となっているとかなり読みにくい。旧訳(たぶん中村白葉氏?)なら「おで」「茶をくで」になると思うのだが、そちらの方がはるかに読みやすく雰囲気が出ていると思う。トゥーシン大尉とアンドレイ公爵との対話もちょっとイメージが違ってしまっている。その他もろもろ、もちろん新訳の方が易しくはなっているし正確さも増していると思うので、新しい読者にはいいのだろうが、私のような古い読者には古い訳の方がなつかしく楽しく感じられる。
    (以上、1巻を読んだ感想。以下は最後まで読んでから書くつもり)

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著者プロフィール

一八二八年生まれ。一九一〇年没。一九世紀ロシア文学を代表する作家。「戦争と平和」「アンナ=カレーニナ」等の長編小説を発表。道徳的人道主義を説き、日本文学にも武者小路実らを通して多大な影響を与える。

「2004年 『新版 人生論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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