古代メソポタミア飯~ギルガメシュ叙事詩と最古のレシピ [Kindle]

著者 :
  • 大和書房
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いつの時代も「グーグー」と腹のアラームが鳴ると何かを食べる。古代の人々は何を食べていたのか興味がある。




    今回の本では、古代メソポタミア飯を知ることができる。しかも、材料も載っているので、実践することもできる。




    「ギルガメッシュ叙事詩」という古代メソポタミアのシュメール語で書かれた叙事詩だ。伝説のウルク王ギルガメッシュを主人公として展開する。



    古代メソポタミア文明で当時の人々が実際に味わっていた料理を再現している。




    パン、肉・魚料理、焼き菓子などが載っている。甘い物好きとしてはどんなお菓子を食べていたのか気になる。




    ごま油が香ばしいバビロニアの病みつきクッキー「クルップ」は、神殿儀礼のエッシェシュ祭で出された焼き菓子だ。このエッシェシ祭は長い歴史を持っている儀式だ。




    作り方は以下の通りだ。



    1.大麦粉、エンマー粉、セモリナ粉、細かく刻んだデーツ、レーズン、ハチミツ、ごま油、牛乳、ビールをボウルに入れて、よくかき混ぜる。


    2.よくこねたら、手で生地を1つまみして小さい丸形にし、クッキングシートを敷いた天板に均等に乗せていく。


    3.180℃に予熱したオーブンで30分焼き上げて完成。




    著者は、ごま油の香りが食欲をかきたて、デーツとレーズンの食感や甘みが生地にマッチして、手が止まらなくなるスイーツと述べている。



    ごま油の香ばしさとレーズンの甘み、いいコラボだな。

  • ふむ

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1980年生まれ。歴史料理研究家。国際基督教大学教養学部人文科学科音楽専攻卒。2013年から世界各国の歴史料理を再現するプロジェクト「音食紀行」をスタートさせ、実食イベントやレストランとのコラボレーション、テレビ番組への料理提供などを行う。著書に『歴メシ! 』(柏書房)、『英雄たちの食卓』(宝島社)、『宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓』(春秋社)、『古代メソポタミア飯』(大和書房)、『食で読むヨーロッパ史2500年』(山川出版社)がある。また、漫画『Fate/Grand Order 英霊食聞録』(KADOKAWA)で食文化と料理を監修。明治の食育サイト「偉人の好物」にて監修を担当。

「2022年 『歴メシ!決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠藤雅司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×