妄想する頭 思考する手 (ノンフィクション単行本) [Kindle]

著者 :
  • 祥伝社
4.10
  • (20)
  • (17)
  • (12)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 198
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (216ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【無無駄な妄想】
    書評とは関係ありませんが、
    はじめて「耳読」を試してみました。

    kindleで電子書籍を購入し、iphoneの読み上げ機能を使ってみましたが、何回も途中で読み上げが停止してしまい使えませんでした。
    そこで、Alexaに読ませると途切れることなく耳読できました。

    耳読ではあまり頭に残らないのでは?と考えていましたが、思った以上に残ります。

    車を運転しているとき、ランニングをしているとき、筋トレをしているときなどに、ちょうどよいです。

    これからも「耳読」は活用していきます。

    書評からずれてしまいましたが・・・

    わたしも妄想は大好きです。
    一番好きなことと聞かれたら「妄想」と答えるかもしれません。
    妄想好きというと変態のように思われるかもしれませんが、何かを妄想しているときが一番幸福な状態にあると感じます。

    わたしはマンガを読みませんが、マンガの設定はまさに妄想の極みだと思います。
    どうしたらこんなことが思いつくのか?不思議な設定があり感心してしまいます。

    妄想は未来をつくります。妄想がなければ新しい未来はうまれてきません。

  • 自分の中の面白いと思う妄想をとことん掘り下げる。良いクレームを作れ

    【感想】
     個人的にこの本が面白かったのは、著者が行っていることとほとんど同じことを、大学学部生時代のゼミの先生が言っていたからだ。その人も口を開くたびに「面白いものを作ってください」「それは面白くないですね」「面白いことをやりましょう」「普通と違うことがいいんです」と言っていた。優秀な研究者は「面白い」ことへの追及姿勢が似通ってくるのかもしれないなぁ、と個人的に納得した。著者はヒューマンインタラクションデバイスが専門で、私はサステナビリティ学のゼミに居たが、教授から言われることは驚くほどに通っていた。世の中に新しいクレーム(仮説)を生み出すには、分野を問わず、素人のような変わった発想を、高い専門性で実現しようとするのが大事なんだろうなぁ。

    【本書を読みながら気になった記述・コト】
    >>真面目なイノベーションが「やるべきことをやる」ものだとしたら、「やりたいことをやる」のが非真面目なイノベーションだ。ウォークマンが誕生した時代とくらべると、今はどちらかというと「真面目」路線の技術開発が注目されているけれど、これはどちらもないといけない。なぜなら、未来に何が起こるかをすべて予測することはできないからだ。

    >>面白い「手段」を思いついたなら、後からそれを解決策として使えそうな課題を探せばいい。まったく縁のなかった分野に、「そんな技術があるなら是非これに使いたい」と言う人がいる可能性もある。

    >>良いクレームは1行で言い切れて、仮説として成立するもの

    >>やりたいジャンルはクレームではない。例えば、AIをやりたいとか、人間拡張に関わる

    >>ブレストはワークしない。ブレストはクレームの形で表現されるとは限らない
     →アイデアには孤独なプロセスが不可欠

  • ソニー本内の文中に参考にした本とされていたもの。
    新しいアイデアを生み出すために、いかに常識や思考のフレームワークから外して考えるかが大事、としている。

    中身を読んでみると、昔のソニーが大事にしていたことが結構書かれている気がする?!

  • 妄想からはじめよう。

  • ・「妄想」が種
    ・1行で言語化する
    ・天使度と悪魔度
    ・「既知×既知」
    ・孤独が発明の母

    スマホの元を創った世界的研究者の超発想法。『三体』が出てきてニヤリ。SFを実現する位の火花が脳から爆ぜる実用的一冊!

    /////

    「社会的課題を解決しよう!から出るアイデアより、月行ってみてぇ…!的な妄想が生むアイデアの方がヤバい」

    「ブレストは「仕事やってる感」味わえるだけ」

    「不真面目は単なる真面目への反抗。《非真面目》で突っ走れ」

    発想軟弱野郎共をズバズバ斬る言葉がカッコいい。とても勉強になりました!

  • 研究活動へのモチベーションがとても上がった。

    研究法の授業を元に作成された本なので、研究という行為への解像度があがり、今の時期に自分が何をすると良いのかが腹落ちした。論文を読んだり発表を聞いたり大まかな研究のイメージができてきた時期に読んだのもあり、最後まで集中力を切らさずに読むことができた。

    その他感想
    ・今までは問題解決や選択と集中といった真面目な路線を理想としてバイトの活動を行ってきたが、非真面目という新たな道を知り、そこに囚われすぎずにやっていこうと思った
    ・失敗へのポジティブな解釈に説得力があった。自分がこの先へこたれることがあったらもう一度この本に戻ろう…
    ・すぐに実行することがここ一年の課題であったが、より意識的にやっていく必要があると思った

    • workmaさん
      感想を読んで、読んでみたくなりました。優れた本の紹介ありがとうございました。
      感想を読んで、読んでみたくなりました。優れた本の紹介ありがとうございました。
      2021/11/11
  • 「そもそも論」大事だよ、という事を色々な事例を以て言語化してくれます。
    すぐ読み切れて、エッセンスがっつり掴めるのでお薦めです〜

  • 「非まじめ」「クレームは一行で」「周辺視野はボヤけていてかまわない」「スカブラ」

  • 実用書にはやっぱり何かと人生の見方が変わった!!ぐらいの感動を求めてしまうので、そこまでではなかったので少し残念。

    でもアイデアの出し方や考え方、何を重要とするのかなど勉強になった、あと結局のことは手を動かせっていうのは全部なんだなと感じた。

  • 【オリビア記入 2023.3.17】
    アイデアを得るためには楽しく妄想せよ!やりたいことを組み合わせていくと発想が生まれる。やりたいことがわからなければ、自分が何に手を動かしているか考えよ。
    職種が「発明」である著者の、アイデアづくりのためのアドバイス。

全25件中 1 - 10件を表示

暦本純一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×