ミステリと言う勿れ(8) (フラワーコミックスα) [Kindle]

著者 :
  • 小学館
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感想・レビュー・書評

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  • 今回は美術館の話。ライカさんと一緒に美術館に行った先である犯罪グループに籠城させられてしまう。
    この犯罪グループは何かの謎を解きたがっているので整くんとライカさんが謎解きをするような感じで展開。

    ずっと読んできと思うけど、こういう感じの犯罪者って何か根がいいやつやったりする話が多いような気がします。またこの話のキーワードのひとつは多様性。

    作中で、ひきこもってゲームばかりしている、将来はプロのゲーマーになると言ってることを困ったことだと言う人に対して、「技能を見たいと多くの人が思えばそれは仕事になります」と言うシーンがあります。
    これに大きくうなずいた私。確かにゲーセンですごい技を使ってる人を見ると思わず見てしまう。それと一緒かな。
    さらにこのシーンでは、犯罪グループがその人に対してゲームのプロはもう普通だよと諭しているシーンがほのぼのしててなかなかいい。

    そして、ライカさんの秘密が今回わかってしまう。一瞬どういうことかよくわからなかったけど・・・ちょっと考えてみたらわかった。

    次はフルーツサンドを買うのに並んでいる際に周りの人の話につい介入してしまった話。キーワードは痴漢の冤罪。

    3つめは双子を見分ける話。
    今回読んでみてこの話が1番好きで、いてもたってもいられず即9巻を読みました。ライカさんの何か前提が違ってるんじゃないかと言うアドバイスがなかなか的確。

  • 多様性を受け入れられる人でいよう。

  • 久能はライカと共に美術館を訪れるが、そこでは奇妙な一団が来場者に合言葉を聞いては答えられないものを監禁していた。

    合言葉を巡って久能の推理が冴える。一連の出来事は観客として訪れていた元学芸員黒松が、一団の親方と組んで仕組んだ茶番劇だった。

    このエピソードはライカの内面へとフォーカスしていくための噛ましだったようだ。後半はさらに彼女の複雑な性格が明らかになっていく。彼女は同一性乖離障害をもった千夜子の一人格だった。田村由美は細やかなエピソードを通じて、世の中の抑圧への声にならない声にこつこつとスポットを当てている。

    この巻ではいつも入れ替わっている双子の姉妹の新エピソードが始まる。母は会社経営者だが事故で死に、双子は家政夫婦によって世話をされているが、どうもいわくがありそうだ。久能は家庭教師として二人に接する中から、秘密に近づいていく。

  • ここで終わるの!?早く次巻…

  • 【Kindleにて購入】

    ライカさんのバックボーンがわかる巻。
    ライカさん好きだから、いつか千夜子さんと統合されていなくなるのかと思うとかなり寂しい…。
    整くんとの関係も好きなんだけどなぁ…どうにかならないものか…。

  • 整くんと交流しているライカさんの過去が悲しかったです。でもライカさんと妹さんの過去を受け止められる整くん、寛容な人で素敵です。

  • ?ポリコレはともかくとして、メインの筋としてこれでいいの?2〜7巻も読まないとわからない?

  • 美術館戦争

  •  ep11——整とライカ、美術館デート。そこに強盗団が来襲し、なぞなぞ勝負を仕掛けてくる。こういうのがもう、すっかりパターン化しちゃってるな(>_<)
     酔っ払って描いたみたいなヨレヨレの展開&トリックに読んでるこっちも頭がクラクラしてきた(@_@)
     その後唐突に明かされるライカチャンと千夜子チャンの秘密(解離性同一性障害)......(´ε`;)ウーン…
     整の説教もだんだん常識的と言うかステレオタイプになってきちゃった感......基本「昨今の欧米ではこうなってきてるのに日本は旧態依然だからダメだ」ってのばっか(>_<)
     なんか昭和時代に流行った「青い目が見た不思議な国ニッポン」みたいな論調(>_<)(ああいうので紹介される「欧米の新常識」って十年くらいで180度言うことが変わっちゃうからぜんぜん信用できないんだよなあ......)

     ep12——整とライカ、フルパデート(結局そこでは会わなかったが)。
     前巻からデートエピソードばっか続いてる。

     ep13——(一澤帆布みたいな)大富豪のとこの双子姉妹を見分ける方法を探るよう依頼される整。
     一般常識にダメ出しばっかしてる整。「人に大丈夫といっちゃダメ」とか。最近よく言われる話だけど、そんなつまんないこと気にして生きてると息苦しくなっちゃうばっかだ(>_<)
     そしてまた、新聞やネットで読んだみたいな雑学が脈絡なしにどんどん垂れ流される。ハトは「クークー」鳴くから「鳩」。ついでにいうと、カは「ブンブン」飛ぶから「蚊」。

     正直だんだん整の思想が鬱陶しくなってきたこの第8巻だった。もとからこんなだったっけ?......(´ε`;)ウーン…
    (以下続刊)
    2022/03/30
    #2933

  • 整くんの幼少期が分かる巻。
    そして、ライカさんの生い立ちも。
    子どもたちに対する虐待について、整くんが厳しく語る理由がここにある。
    この回もまた星座が登場。
    いつ回収してくれるんだろう。

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