「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない (SB新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「ビリギャル」の著者であり、1300人を超える子どもを指導した坪田塾長が、親に向けて「自分で考えて動ける」子に育つ声かけを紹介している。

  • つい「人に迷惑をかけるな」と子供に言ってしまっていたが、外国では迷惑をかけないように生きるのではなく困っている人がいたら手を差しのべらる人になりなさいと教える。迷惑を考えて人に助けを求められなくなると書いてありハッとしました。

  • 「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない。坪田信貴。「人に迷惑をかけるな」とよく言われることがあるけれど「人に迷惑をかけるな」を目標にする必要なんてどこにもない。「人に迷惑をかけるな」を目標として生きるなんてつまらないし何のために生きているのか見失ってしまうから。「人に迷惑をかけるな」という気持ちは自分自身で持っていればそれで充分。家族や他人に「人に迷惑をかけるな」と言うなんて傲慢で押しつけがましい。

  • 非常に参考になりました。子供の為を思っていたのに気付くと自分の為だったり、子育てのあるあるに気付かせてもらえた一冊。具体的な声かけを心掛けたい。

  •  言葉を変えれば行動が変わる。子供だけでなく一緒に働く仲間や自分自身にもかけたい言葉たくさん載っている。
     アファメーションには否定語が使えないと言う。それは無自覚(一般的に言う無意識)が否定語を理解できないから。「太るな」と言うと太ってしまうなど逆効果になる。この本は親がこどもに対して無自覚にかけてしまう言葉の言い換えの本である。もちろん否定語はほとんどない。
     結論から言ってしまえば、何かを禁止するというよりも、あるべき、よりよい行動を推薦してあげる、自分自身で決断したという感覚を得られるようにする、などがある。
     一度は読んでおきたい本である。
     

  • しかし、選択肢が多くても、自分で選ぶことができないのでは意味がありません。
    自分で選ぶことができるようになるためには、「自分には価値がある」と感じていることが重要です。
    僕は娘に「You're my treasure.(あなたは僕の宝物だよ)」と毎日伝えています。子どもに、「自分には価値がある」と感じてもらうこと。これをとても大切にしています。 自分の存在に価値があると思えたら、「私はこう思う」と意見を言えるようになります。
    周りの人に言われた通りに動いたって、別の人には文句を言われる。結局、何をしても非難されるわけです。
    すべての人を納得させることなどできません。それなら、自分がやりたいようにやるのが一番良いわけです。
    何をしても責められるようなギスギスした社会を変えていくには、「恩送り」が必要だと思います。
    特殊な例が個人的な事情であるほど、合わせる必要はなくなります。  個人的な事情を優先させることで、社会全体の効率が悪くなるという状況を「社会的ジレンマ」 と言います。
    失敗こそ、学びのチャンスです。そして、失敗を乗り越えるほどに、失敗に対する耐性も身につきます。 子どもの頃にたくさんの失敗をさせてあげたほうがいいのです。
    社会ではいやでもDoingとHavingで評価されるのですから、親くらいはBeingで評価することが重要なんです。「何をしたってあなたが大切なのよ、あなたは素晴らしいのよ」と言ってくれる人がいることは、心のセーフティネットになります。
    ですから、ネガティブであれポジティブであれ「あなたは~だ」「いつも~だ」という言い方ではなく「今回は~だったね」 と言うべきだと考えています。過去と今を切り離して話すのが大事なのです。

    ついつい子供を束縛することを言ってしまっているなと気がつける。そして、こうすればいいというアドバイスもあるので、実用しやすい。

  • 「本当に言葉ひとつで人は変わるのです」。「まず大事なのは、お母さん・お父さんの言葉なのです」。「幼児期の声掛けがいかに大切であるか示してくれる良書」。などが目に付きました。▼確かに自分がこれまでに子どもたちや周りの人にかけてきた何気ない言葉が、その人のやる気をいかに損ねていたかを痛感します。幼児を持つ親だけではなく、これから周りの人たちと共感を持って生きていく上で、私たちにも役に立つ気づきの本です。ポイントは「共感」と「ほめる」だと思いました。▼[拮抗禁止令] 1.[完全、完璧であれ]→完全でないことに不安を抱く。2.[他人を喜ばせ、満足させよ]→自分の気持より他人を優先。3.[努力せよ]→リラックスすることが苦手になる。4.[強くなれ]→弱さに対する軽蔑を抱く。5.[急げ]→時間のムダが許せず、スケジュール空きが不安に。▼[13の禁止令] 1.[存在するな](お前さえいなければ)→生きるに値しない存在だと。2.[何もするな](座ってなさい)→指示待ち人間に。3.[成長するな](今のままでいてね)→自立を否定。4.[感じるな(我慢して)→物事に無関心・無感動に。5.[お前であるな](女は損)→アイデンティティを否定。6.[子供であるな](お兄ちゃんは我慢)→責任感が強すぎるように。7.[近寄るな](忙しいからあとで)→一人で我慢、悩みを抱え込む。8.[考えるな](黙って聞きなさい)→論理的思考や判断力を失う。9.[成功するな](成功を褒められない)→自己評価を低く。10.[自分のことで欲しがるな]→素直な欲求を抑えるように。11.[健康であってはいけない](病気のときだけ優しくされる)→自分の健康に無頓着に。12.[重要な人になってはいけない](親に認めてもらえない)→目立つのを嫌がる。13.[所属してはいけない](あの子と遊んではダメ)→グループに溶け込まない。

  • 『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者、坪田信貴さんによる子育て本

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著者プロフィール

ミリオンセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称:ビリギャル)著者。「坪田塾」創業者として、これまでに1300人以上の子どもたちを個別指導し、心理学を駆使した学習指導法により、生徒の偏差値を短期間で急激に上げてきた経験を持つ。同時に、IT企業など複数社を創業した起業家、経営者、さらには、吉本興業ホールディングス株式会社 社外取締役でもある。その活動の場は日米にまたがっている。

「2022年 『怒らなくても「自分からやる子」が育つ親の言動○△×』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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