ヨルガオ殺人事件 上 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]
- 東京創元社 (2021年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (426ページ)
感想・レビュー・書評
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下巻にて
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読了。「カササギ殺人事件」の続編で、登場人物を引き継いでいるだけでなく、小説中に別の推理小説が丸ごと入っていて、それが物語のキーとなるという構成も前作と同じという、こんな話を思いついたとしてもよくまとめたな、という作品。しかもその作中作自体も単独で読んでも面白くて、とはいえいくつか引っかかるところがいくつもあるものの、その引っ掛かり自体が実際に重要なファクターになっていくという、いい意味で頭がおかしいというか行き着くところまで行ってしまったミステリである。間違いなく傑作。
いわゆる1粒で2度美味しい…のはいいんだけど、なんというかこう、登場人物が誰も彼も主人公に対して刺々しい態度を取るのが読んでいて気の毒になってしまって、途中読んでいて辛いところもあった。頼まれたから来ているって言ってるのに、あんたには関係ないだろうとか言われたり。自分は話の通じない相手と話すのが苦手なのでそこだけは気持ちよく読めないポイントだった。途中で味方が出てきてくれたので、そこでようやく救われた感があった。
第3作も出るそうだけど、次も読むかどうか…。 -
またもや劇中劇。
登場人物も多いし、ぼんやり読んでると内容がわからなくなる。
カササギの方が、断然いいね。 -
推理小説はそれぞれがオチまである独立してる話なので気になった話から読んでしまってもいいと思うのですが、こちらの本はかならず前作のカササギ殺人事件から読んでください。前作のネタバレありだったので…。
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これだけ人気だとアンチもたくさんいるだろうけど、じゃあ普段何を面白く読んでいるかその人に聞きたい、逆に。
(ただし本格ファンに限る?) -
ホロヴィッツ独特の軽快さが