湖畔荘 下 (創元推理文庫) [Kindle]

  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • セオが生きていると分かった時点で、それまで出てきているセオの年代の登場人物はあの人しかいなかったけど、それではあまりにベタすぎるので他に予想外の展開になるのかと半ば期待していたらそのベタな結末だった。

    それでもセオと分かったときは少しウルっときたけど。

  • ちょっとご都合主義ではあるもののハッピーなラストで良かった。後半、読者は(登場人物も)最悪な真相を思い浮かべるように誘導されるから。
    アンソニーのシェルショック『赤ん坊と犬を黙らせろ』。事件当日に隠し通路からセオを子犬のぬいぐるみを連れて出るエリナとベンを見てしまうアンソニー、そして起きる悲劇。それが真相だと思い込まされたひとも多いのでは。

  • 1933年に起きた子どもの行方不明事件を、偶然2003年に掘り起こすことになった刑事セイディ。子どもの置き去り事件を担当し、ヘマをやらかしたばかりの彼女は、自身の過去のこともあり入れ込んでしまう。
    抑圧され、何かを隠し続ける登場人物たち。やがてそれらが明らかになり、開放されていくことで、感動的なラストにつながる。もう1人の主人公であったエレナの、愛情深くも落差の激しい人生が(本人はどう思っていたのだろうか)切なかった。

  • ミステリ風味のある読みやすい作品
    被疑者に感情移入して休暇をとらされた刑事セイデイがコーンウォールの祖父宅で過ごす
    そこで70年前に良家で起こった子供の失そう事件を探ってゆく
    3世代にわたる考え方に縛られた人々の犯罪が描かれている
    やや偶然やご都合主義が気になるてん末だがドラマなどにしたら面白いかもと思う
    我が子を愛し護るためならなんでもする母親の強い気持ちが伝わってくる

  • 2021/11/16

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著者プロフィール

1976年、南オーストラリア州ベリに三人姉妹の長女として生まれる。クイーンズランド大学で舞台芸術と英文学を修めた。現在は夫と三人の息子とともにロンドン在住。2006年に『リヴァトン館』で作家デビュー
『湖畔荘 下 創元推理文庫』より

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