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感想・レビュー・書評
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Kindle Unlimitedで読了しました。人の感情をよく知るための考え方がある本です。
なるほどと思ったのは、私たちが何か決断をする時に意思や何かの理屈で決定しているようで、実は後から理由をつけていることの方が多いという記述がありました。そのほとんどは感情や本能で決定していることが多いとのこと。
また、1日のうちに今日はいい日だったな、悪い日だったな、と一つの感情にまとめずに良い日だったなら、どんな感情があるのか、嬉しかったのか気持ちが良かったのか、感動したのかなど頭の中を一つの感情に囚われない(ジャックされない)ように、さまざまな感情を感じるようにしようと思いました。
内容はとても面白かったですが、後半は感情に関して対話形式で掘り下げていくのですが個人的には少しだけ物足りなく感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感情の本質について書かれた本。
感情に振り回されないようにするには、感情そのものを理解することが大事。今、自分から発した感情について考えてみる。そこから始めれば、自分の感情への理解が深まります。 -
感情に焦点を当てた本。石川さんと羽賀さんと3人で様々な感情について喋っているところが、感情についての理解の助けになった。
感情を出さずに冷静にいる
ポジティブな感情を多く、ネガティブな感情を少なく
ことが大切と感じていた自分は、この本を読んでハッとさせられました。
ネガティブな感情も持ってもよい。それをメタることが重要。
感情の波 する、なる、ではなく、いる -
感情の種類は
ポジティブ6
ネガティブ8の計14種類
認知、需要、選択の動きが大切
感情への感度を上げる。すぐに脳を操るから
一つの感情に長くとらわれないようにする
人生の幸福度を上げるためには
感情への感度を上げる
ネガティブ感情の受容が大切 -
さて、この本で金融工学の講義が進むのかさっぱり分からず、どう読むべきか。
面白かったんですけど(笑) -
幸せになるには、するではなく、いると書いてあったがまだよくわからず
コミュニティで役割があり、人から必要とされることが幸せなんだと自分は考える -
感情にフォーカスするのは、今の自分にとってタイムリーだった。自分の感情を相手に委ねない。
鼎談パートはサクッと読めた。こんな会話してんだねー
前半パートもう一回読んでみよう。 -
感情で行動も、事実の認識の仕方も変わる。
感情を丁寧に細かく向き合った著者の体験、思考に学ぶところが多い。
「恥」の概念のところが衝撃的だった。自分も羽賀さんタイプの外に対して「恥」を感じるけれど、佐渡島さん石川さんは自分の内側、自分のありように「恥」を感じる。外側に対して恥を感じない人がいることが衝撃的だった。自分の感情なんてほんと自分だけのものだ。こだわる必要もない感情で自分を苦しめているものがたぶん、いっぱいある。
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・「他者に期待する(期待を伝える)」のは感情による一方的な行為
思い描いたような反応がないと怒りが生まれる。
→期待を伝えるのとは別のアウトプットを見つける。
・他者のミスにイライラ→ミスによって基盤が崩れることへの恐れ
→恐れを軽減するにはどのような体制が必要か模索する方が建設的
・「相手の言動によって自分はこのような感情になった」というのはバイアス。
それは感情を他者に渡していることになる。
「相手への期待が経緯を経て怒りに変化した」と気づけたら自分次第で変えられる。
それは物事の捉え方や思考だけでなく、具体的なアクションやアウトプットへと必ずつながる。
・『あなたの感情は、あなたのもの』p29
きっかけは外的要因であったとしても、どのような感情を抱くかは自分自身が決めている
・本の紹介「EQ こころの知能指数」(講談社)
『こころの知能指数が高い人は、自分の能力をうまく発揮できる心の使い方を自覚している分だけ、人生における満足度や効率が高い。自分の感情をコントロールできない人は内面が混乱していて、仕事や思考に能力を集中することができない』
こころの知能指数とは、感じる知性であり「自分の帆の津の気持ちを自覚・尊重し心から納得できる決断を下す能力」が含まれているとゴールマン博士は定義している。
・『どんな感情もまずは受け入れ、長くとらわれ過ぎないよう、できるだけテンポよく手放していく』
・『「感情をうまくコントロールする方法」よりも、「表層的な感情の先にある本質を理解し、正しく認知する方法」のほうが、自由に生きていけるし、より多くの世界を覗くことができるはず』p35
・感情をメタ認知するには、感情の種類や本質を知っていることが求められる
・感情の輪
8つの基本感情と、その基本感情(一次感情)のうちの2つが結びついて生まれる混合感情(二次感情)で構成されている
【8つの基本感情】喜び、信頼、恐れ、驚き、嫌悪、怒り、予測(期待)
・『感情とは「点」ではなく、いくつもの感情がつながっている「波」である』p53
・より強い刺激を求める→わかりやすく似たような感情ばかりに。
退屈→悪いのはコンテンツなのか?受け取り手なのか?意識する
・弱い刺激も「時間制限」がかかると強い刺激になる
・人が最後に思い出すのは感情が動いた瞬間。
・ダイバーシティは感情の際を受け入れること
・オンラインサロンは自分の感情が安定するサードプレイス
・シックスセカンズジャパン提供
「Sixseconds Emotional Intelligence」リーダーシップレポート
・「不安症をどのように凌ぐか」鈴木伸一(2016)不安の医学第23回都民講演会
不安「わからないこと」に対して注意が向く
恐怖「手に負えないもの」注意が向く
悲しみ「無いこと」に注意が向く
喜び「獲得したこと」に注意が向く
安らぎ「満たされていること」に注意が向く
p85
・『「作家やマンガ家、編集者とは、あらゆる感情を味わい尽くす職業」』p92
・ハーバード大学 感情と意思決定の研究に使用されている「感情のチェックリスト」
ネガティブ感情 怒り/イライラ/悲しみ/恥/罪/不安・恐怖
ポジティブ感情 幸せ/誇り/安心/感謝/希望/驚き
・他人の目あってこその「恥」と自分に向けての情けなさの「恥」
・ゆっくり生きている人のほうが感情の味わい方もゆっくり
・「変容」よりも「受容」が注目されてきている
アクセプタンス&コミットメントセラピー
・「個人」という概念が文明によって生まれ、何かを成し遂げなければならないという感覚が生まれた。
夏目漱石も、「個に向き合うようになってから苦しくなった」的な。
・評価が外にあるか内在しているか
・何かを受け継いでいる人は誇りを持ちやすい。伝統と組織、種族などへの所属意識。
誇りは不安と表裏一体
・何かを語るとき
「~では」←情報マウンティングが始まる可能性
「~とは」←感情や体験がディスカッションのベース。驚きを与える人
「とは」から始まり「では」がいくつか入ると納得感。
ヒットマンガとは?○○という作品では~
・常に「~とは」を問いかける
・『人は自分が所属する「安全・安心なコミュニティが3つか4つあると、生きていくうえで安定したバランスを保てると言われている』p176
・「連」について
『江戸ネットワーク』田中優子(平凡社)
江戸時代の「連」というコミュニティ。存在することではなく機能が目的。だから機能しなくなったら解散する。
個人ではなく連として何かを作り出す感覚
・社会の中でかぶる特定の仮面に執着しない