WIRED(ワイアード)VOL.44(3月14日発売)

著者 :
制作 : WIRED編集部 
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  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910045920422

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  • 雑誌『WIRED』日本版 最新号VOL.44(3/14発売)特集「Web3」──次世代インターネットに「所有」と「信頼」のゆくえから迫る総力特集!|コンデナスト・ジャパンのプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000876.000000930.html

    Web3 所有と信頼のゆくえ | WIRED.jp
    https://wired.jp/magazine/vol_44/

  • 冒頭2ページの編集長の文章だけでも自分にとって読む価値があったと思う。

    「Webは死んだ」の意味。
    初期のWeb(Web1.0)は誰のものでもなかったが、スマホの出現によりアプリケーションの普及により、中央集権化した(Web2.0)。
    そして個人がNFTやブロックチェーンなどの暗号資産化により所有できるようになり、個の集団(分散型)の時代となっていく(Web3.0)。

  • 真の自由
    国家に依存しない

    その先にある孤独をどう回収するか


    web3における
    「ディズニーランド」は何か?

  • だんだんWiredはとっつき悪くなってきている。

  •  久しぶりに自分の知識の足りないところをアップデートできるような内容になっていたWIREDでした。Web3.0はGAFAMによるWeb2.0の次の世界を作るための新しい技術全般を指す用語ととらえていいようです。

     例えばWeb2.0(つまり今のメインの仕組み)ではクリエイターや一般の人が生産する価値はGAFAMのようなプラットフォーム上で販売、消費されることがほとんどで一定の便利さを提供しつつも、極端にいうととプラットフォーマーに搾取される状況を作り出しています。また個々の人が自分にあったコミュニティーを探すにも安全性が担保されておらず、実は全てのデータをプラットフォーマーが取得している可能性があり、利用者がプラットフォーマーに頼り切りの不完全な形、一方向の強制された「信頼」関係の上に成り立っています。

    Web3.0ではNFTに代表されるような技術によって生み出された、価値・生産物がユニーク性を持ち、それがどのように販売され、どのように他の人に広がっていったかトレースすることもでき、その都度発生した取引の利益がオリジナルのクリエイターに還元されるような仕組みも既に実現されてきています。

     一方で「稼ぐためにゲームをする」といったようなコミュニティもできあがっており、そういった流れに対しては正直違和感もあります。結局そこには儲ける側と搾取される側のいびつな関係、形を変えたGAFAMでしかないのではないかということです。

     本来、人の活動は、稼ぐといった外発的動機だけにもとづくだけではなく、本当に自分がやりたいこと、他の人と共同したいことといった内発的動機にももとづくべきです。Web2.0の管理された情報社会において自分にあうもの、コミュニティを見つけられない状況から抜け出すために、Web3.0の技術が広がっていくこと、それがこれから数年で問われることになりそうですが、利用者には表層的な「個人として儲けやすくなる」というメリットにのみとらわれない、広くまた、自分に問いかけるような価値の見直しが同時に必要となりなりそうです。

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