当て馬令嬢は幸せになりたい~公爵閣下の不埒な執愛~ (夢中文庫プランセ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 何をされても許せるわけではないけど恋は厄介、という話かも。恋人にふられまくって行き遅れになり、その上初恋の幼馴染みの公爵が会うたびに苛めてくるので、いい加減に貴族社会にうんざりしたご令嬢と、彼女を好きなのに全然素直になれず、長年ヒロイン兄と弄していた策も肝心なところで見事に裏目に出た公爵の話。やらかしに対してこの結末なら、ヒーローは大分いい空気吸ってますね…。とはいえエピローグ的にはヒロインの両親にはこれからヒロイン兄共々絞られるんだろうし、ヒロインの親友夫妻にもしばらく白い目で見られるんだろうな…。

  • TLにありがちな、なにこれほんとに有料で出してる出版物?なものではないのです。
    ちゃんとした作品です。
    酷評されてるレビューもあったので、それは書いておきたいなと。
    みなさん様々ですが、個人的には、かなり気持ちを動かされた。
    クライマックスまではね。
    涙ぐみつつ読んだのです。
    そのあと、ハッピーエンド?に至るまでは、もう、さらっと読むしかないって感じ。
    ヒーローの言葉には今更感が強いし、ここで素直になれるんなら、もっと早く素直になれたでしょって思うし。
    まあ、ヒロインちゃんが幸せならそれで良いんだけど、もっと良い読後感にするためには、どうすれば良いか、ぐるぐる考えちゃった。

    ヒロインちゃんは、健気で頑張り屋さんな良い子です。

    男性陣が、みんなヘタレか、クズばっか。
    ヒーローの当て馬ポジションの彼も、文化の違いとはいえ、現代に生きるわたしの感覚からいけば、クズ。
    ヒロイン兄もヘタレ。
    お父様だけは素敵だったけど、直接の登場はなしだしね。
     
    ホント、ヒーローがカッコよくないと、読んで楽しみ半減なのは実際のところではあるんだけれど、いっそ、どMなヒーローとかにして、ヒロインに冷たい目で見られたいとか、罵られたいがために、ヒロインに冷たく当たってたとか、そういうのにするとかすればよかったのかな。
    いずれにしろヒーローの好感度はだだ下がると思うけど。
    以前、いじめっ子ヒーローが、ヒロインの泣き顔が大好きで、いじめ過ぎて嫌われて、って話を読んで、それもスッキリしなかったけど、なんにしろ、酷い目に合わされてた相手と結ばれて幸せになるためには、それなりに、腑に落ちるための、強い理由が必要ですね。

    個人的には、やっぱり素敵なヒーローが登場する作品のほうが、読んでて幸せ。
    ヒロインちゃんは、言うまでもなく。

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著者プロフィール

青森県在住、2010年よりwebサイトにて小説の発表を始める。

「2017年 『服従のキスは足にして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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