- Amazon.co.jp ・電子書籍 (580ページ)
感想・レビュー・書評
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一瞬の風になれに続いて陸上の話。今度は箱根駅伝がテーマです。箱根駅伝という、元々ドラマのある題材なので、感動的です。設定がとんでもだったり、キャラクターの個性が強かったりで、エンタメ要素が多いです。本当の箱根駅伝も面白いので、それを超えるかというとそんなでもですが、売れるために軽い気持ちで書いたという感じではなく、人物の心理描写のリアリティなどこだわっていたように思いました。
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60ページまで読破。
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とても読後感の良い本でした。走りに対するいろんな思いや向き合い方が丁寧にかかれていて読み進めながら没頭しました。
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めっちゃ良かった!めっちゃドキドキして、走りたくなる!
三浦しをんさんの作品、初めて読んだけど、こんなに面白いって知らなかった!
ほとんど陸上競技経験のない素人の学生たちが箱根駅伝を目指すストーリー。
いや、無理でしょ、、、と思ってしまいそうな、個性豊かで酒に強いメンバーたち。
読み進むうちに、それぞれの成長と共に、さまざまな想いや、過去や、弱みや気づきが丁寧に描かれて、引き込まれる。
最後の走りのシーンでは、一人一人に伴走しているかのような、深い共感が生まれたような気がした。
どのキャラも悩みや傷があるからこそ、魅力がある。
箱根駅伝なんて、テレビでもほとんど見たことなくて、あまり興味もなかったけれど、がぜん興味が出てきてしまった。
このストーリーの舞台となっている小田急線沿いの街は、たまたま前に住んでいたエリアで、それもまた場面をありありと想像させる手掛かりになったのかも。
何気無く手に取ったこの本だけれど、すごく心に響く本だった。 -
中学校の時好きで何回も読んでた!
忘れちゃったからまた読みたい -
半分くらいから鼻すすりながら読み、最後は号泣。
感動したかったから、この本を選んだんだけど、期待裏ぎらず涙腺崩壊系物語。
竹青荘に集まった陸上経験がほとんどない10人が1年で箱根駅伝を目指す物語。物語だからこそありえないような事が起こり、実際に箱根駅伝を目指している大学生は感動もしないかもしれないけど。駅伝に限らず、何が頂点なのか?何が勝ちと捉えるのか?仲間とは?友情とは???
マラソン選手にとって、速さより強さ。苦しくても前に進む力。自分との戦いに挑み続ける勇気。目に見える記録ではなく、自分の限界をさらに超えていくための粘り。強さが必要だ。
来年からの箱根駅伝の視聴方法が変わることを考えると、とても楽しみです。
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視点の切り替え方が独特で、章で区切ったりせずに気付いたら走でない人の言葉になってる。それがあまり違和感ないのは、皆考えの方向性が同じだからかなと思った。
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素人の寄せ集めで箱根駅伝を目指す話。
マラソンや駅伝を見て面白いと思ったことが一度も無く、会社の駅伝大会に向けたモチベアップのために読んだけど、想像以上に面白くて良かった。
ただ走るだけの派手な動きが少ない競技だからこそ、映画でも漫画でもなく、小説という媒体が一番適してるんだなと気付いた。 -
美しい。
本当に、大好きな本です。