老害の人 [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 過去の自慢や思い出話、孫の話であろうと聞きたくない人にとっては大迷惑なもの。それを感じとれずにいつまでも繰り返したりするのが老害である。
    人間にはどの年齢であっても、「今日行く」「今日用」が必要。
    管理されて一見楽ちんに見えたとしても、誰しもが少しでも長く自宅で過ごしたいと思っている。自分の老後も考えさせられる。

  • 老害あるあるには笑ったけど、物語は意外性もなく終わりました。次回作に期待です。(内舘さんならきっともっと面白い老害話が書けるはず)

  • 昨今、メディアなどで盛んに報じられる事の一つに、人生の終焉を迎えるに当たって考えることがあります。
    具体的には「断捨離」、「墓仕舞い」、「遺言執行依頼」、「小さなお葬式」などなど、死後に遺される者たちに迷惑を掛けないようにと、「死ぬ前にやっておくこと」が附和雷同の如く唱えられています。
    言い換えれば「いかにして死を迎えるか」とのように思えてなりません。
    この一冊は、『如何にして死を迎えるのか』を考えるよりも、『如何に人生をまっとうするのか』を第一に考えようよとの応援歌のように思えました。
    内容は決して暗いものではなく、さすが内館女史独特の語りで面白おかしく、老害ジジババたちが動き回る物語です。
    主人公の戸山福太郎が提唱して、「若鮎サロン」と命名した年寄りが集まる場を、娘婿が経営する会社の一室に設立してしまいます。
    当初集まった6人の仲間以外に、徐々に老害を撒き散らすジジババが集い、「若鮎サロン」は存在意義を作り上げて行きます。

  • 話題だったので本を買って読んだが、前半は読んだが、後半は流した。
    老害についてこれだったら小説ではなくて箇条書きでよいと思った。
    ストーリーなし、感動なし。
    この作家は話題をおうことはするが、感動を生む小説はかけないのかなぁ。

  • 老害というワードは最近よく耳にするが、なんとなく自分はどちらかと言えば若い側の目線だったなと本を読んで感じました。高齢者側の意見などに耳を傾けられなかったが、この本はそんな私にも高齢者側の意見が理解できる物語だった。いつか自分も高齢者側になるのでその前に読めて良かったと思う1冊。

  • 終わった人、すぐ死ぬんだから、今度生まれたらと比較してイマイチ。
    何だかドタバタ活劇。老害には気を付けようとは思った。

  • すごく面白いの!と言って友だちが貸してくれた本

    私にとって 80代の自慢話をするお爺さんは

    まっとも苦手な人たち

    ただ 本を読んでいたら 実は 若い人たちに遠慮があって生きてるんだなあ!

    同年代だけが集まって ワイワイやってる方が

    遠慮もなく 楽しそうでした。

    すごく面白いの!と言えるのは 貸してくれた人が私より 若いからだと思います。

    老害なるものに そんなに賛成も出来ず 笑いもできず 読む年代によって

    面白い というみかたはかなり変わると思いました。

  • おもしろかったけど、ストーリーを通して老害の毒にちるかんじもしてちょっとつかれた。
    そして若者が近所の農園に高卒で就職してしまうのも、己が決めたことだから好きにしたらいいと思いつつ、ざわっとした。私もやっぱり大学行くのを勧めてしまいそう。それは学歴というよりも、多様な友だちとフラットに知り合う機会や、仕事するまでのモラトリアムというか、在学中にまた広がった視野でそれでも農業したかったら、その時始めたらいいんじゃとか。まじ余計なお世話だよな。

  • 平均寿命が伸びて、本人も周りも後期高齢者世代の振る舞いをする、されるのは初の世代なのでは。老害という言葉も最近できたと思うけど、気をつけようと思っても全員が通る道なので、思春期的な言葉を設けて、まろやかにした方が良さそう。

  • 最初は、いわゆる若者に迷惑をかけてしまう、とにかく勢いのある「俺様」高齢者がたくさん出てくる。ちょっと面倒くさいなーと思いながら読み進めると、彼らが結束して「高齢者の役にたつ高齢者になろう」と努力をし始め、コロナ禍でも気持ちを奮い立たせて邁進していくストーリー。今の高齢者はエネルギーがすごいからこういう活動する人、いるよねーと思うけれど、今の若者にそのエネルギーはないから、若い人が読んでこの心情が理解できるだろうか?そういう時代の変遷も垣間見ることができる本だと思う。

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著者プロフィール

1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業。1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に映画化された小説『終わった人』や『すぐ死ぬんだから』『老害の人』、エッセイ『別れてよかった』など多数がある。元横綱審議委員で、2003年に大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている。2019年、旭日双光章受章。

「2023年 『今度生まれたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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