- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344423640
作品紹介・あらすじ
大沢蜜は34歳のごく普通の主婦。可愛い娘にも恵まれて、何不自由ない暮らしを送っていた。ある日、パート先でオバサン扱いをされた上、夫が若い女と浮気している現場を目撃。もはや蜜には、若くて綺麗な愛人と戦うだけの魅力はない。家庭もプライドも失いかけた蜜は、若返りの為に美容外科手術を決意するが、それで幸せな日々は取り戻せるのか!?
感想・レビュー・書評
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面白かったー!
加齢に対してかなり執拗に厳しく描かれている。
蜜がしっかり自分の年齢、自分の人生に向き合い。答えを出したところにすごく共感した。
年をとることは当たり前。
頭ではわかっているのに。。
若い時とのギャップに苦しむ。
若さへの執着…
蜜の年齢に近いので
共感できる部分も多かった。
ただ、直哉みたいな夫はいやだなー。
子育てしてる妻に対して外に目を向けてほしかったって。子育てしてたら時間ないし、、、妹と同じ年齢の女性と不倫って。
玲子の生き方はすごいなっと思いました。 -
34歳、頭ではわかってるけどまだ「オバサン」と認められない女の話。
同年代、ついつい自分に置き換えて読んでしまった。
別に若い子と張り合うつもりも一切ないし、20代の自分に戻りたいかってもの全然違うし。
こういうこと考えてる時点で若さに執着しててイタイ…てものわかってるんだけど…なんででしょうね。笑
若さがなくなった時、残るものがちゃんと磨かれているようでありたい。晩夏の今をしっかり楽しもうと思った。
人生まだまだ勉強です。
密の母の「いざとなったら男を叩き出せる女になれ」が心に残った。
幸い、男を叩き出すことはできると思う。
叩き出さずに黙って出ていくかなぁー笑
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会社の同僚に借りて読みました。
ザ・内館作品という感じがして、面白いです。
男性こそ読んだ方が良いかなと思いました。 -
2021年19冊目。
ここ最近、お牧さんのエッセイを読んでは痛快な気持ちになっていた。が、すっかり忘れていたよ。今まで見てきたお牧さんのドラマを…この嫌な感情を!!!年齢と見た目にかなり執着を持っている主人公。義理の妹の底意地の悪さ!!!エッセイと違いモヤモヤする。本当に想像力の欠如か争いを起こす。
密の母の「いざと言う時に、男を叩き出せる女になんな」は激しく同意。自分に娘がいたらしっかりと伝えたい言葉だ。 -
34歳になり、そろそろ「おばさん」と言われる年齢となった主人公の密。日本では女性はきれいな方が上、若い方が上、という考え方がはびこっているという指摘はまさしく「その通り」!!
若い時は美人に生まれなかった自分を呪い、歳をとると若い人をうらやみ、歳をとることを怖がる。
私の友人でとても美人な友達が何人かいるのだが、美人であればあるほど歳をとるのが恐怖だったようだ。
世の中の風潮がどうであれ、自分が納得できるような人生を歩むべきだと再認識できた本。 -
2019.2.7-191