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感想・レビュー・書評
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エネルギー政策について欧州/米国/中東/日本での違いがよくまとめられており、世界のエネルギー事情を俯瞰的に見るのにいい一冊だと思います。
「平時はコモディティ、一朝事が起こると戦略物資、それが石油です」という言葉は重いです。
6章のCOPやパリ協定、京都議定書に関しては、リアリズムに基づいたもっともな指摘で、各国の事情に応じたエネルギーベストミックスを実現化し、それぞれエネルギー効率を高めていくのがエネルギー安全保障を考える上で王道というのはその通りと考えます。
直面している課題は、「More Energy Less Carbon」という両立が難しいわけで、これを特定の国に押し付けたり、短期で水に中長期で見るというのが必要なんじゃないかとあらためて思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エネルギー問題は、ロシアとウクライナ戦争以前からはっきりと表れていた。これまで有効な手を打ってこなかったツケが今、表面化しているにすぎない。ロシアはそれをよく理解している。だからエネルギーを武器にして負けを認めないのだ。
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