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感想・レビュー・書評
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よく聞く本だったので読んでみました。
ドラマの『SKYキャッスル』でも韓国事情は少し知っていたのですが、そのほかの性差別的な側面がよく分かりました。
また、特定の誰かではなく、ありがちな人生という視点で描かれているのも面白かったです。
(批判の意はなく)韓国と日本で違う点は多分にあるのだなと改めて感じさせられます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んでいてなかなか辛い内容なのだが、日本はもう少し状況が改善されているかと思いつつ、韓国が少し遅れているかもしれないだけの話で、日本も状況はほぼ同じことに気づいて愕然。
あえてレポート調の淡々とした文体なのがより怖さとどうしようもなさを浮き彫りにする。
男性が読んだらどう思うのか気になる。 -
趣味どきっ!読書の森へ 本の道しるべ
菊池亜希子おすすめ本。気になって登録(未読) -
生まれた年代も国も違うのに共感できるエピソードが多く、女性の生きづらさが普遍的であることを実感した。
読了後は心が沈むが、女性蔑視が浸透している社会で軽く扱われてきたあらゆる理不尽や不公平が可視化されたこと、そしてこの作品がたくさんの国で翻訳され、売れていることに希望がもてる。
ジヨンの娘が生きる未来を、より良いものにしたい。 -
韓国では男尊女卑が激しいとは20年前聞いていたけど、ここまでとは…。
読んでいて辛かった。
子を産み育てる事はとても素晴らしく、尊い事だと昔は考えられていたけれど、今は個人主義、自分のためという考えが定着しつつあるため、出産育児がマイナスに思われてしまっている事が残念。
他に愛着が持てなくなってきたのかな。
妻が同じ経験をしていると、自信を持って診察した精神科も結局は考え方が全く変わってない(本人気づいてない)最後の一文、皮肉だなぁ。
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細かい男女差別の描写が一つ一つリアルすぎて心が痛かった。淡々と描いている口調もまた堪らなく哀れな気持ちになった。
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韓国における女性と男性の教育・就職・所得などにおける格差を、キム・ジヨンという一般女性の人生をなぞる形でリアルに描いている。
日本でも同様の問題は未だ根強く残っている。
実際、本書を読み進める中で、自分自身の経験とも重なることが多かった。
本書に出てくる男性陣の態度にも言えることだが、おそらく男性側に女性を差別しようという積極的な意思はない。
この問題は、だからこそ、厄介なのだ。
当然のごとく与えられた特権を享受しただけで(享受していること自体に無自覚な場合が多いが)、まるで犯罪者かのように非難されてしまうのだから、男性陣が戸惑うのも理解できる。
だが実際、多くの女性が、当たり前のように何かを諦める(それは仕事かもしれないし、家庭かもしれない)ことを強いられているのだ。
「自分は女性を差別などしていない」「男女平等というなら収入面でも折半が妥当」などと考えている人にこそ、この本を読んでほしい。
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タイトル通り1982年生まれのキム・ジヨンさんの生まれてから、結婚・出産までの半生をたどっていくノンフィクッションぽい小説。その時代で起こっていた女性差別を受けながらも、懸命に生きるジヨンさんを見習わないとなと思いました。
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文学的な面白さはないけれど、韓国女性の近代史入門として最適。韓国の女性もこんなに大変だったって、隣の国なのに全然知らなかった。女性キャラの指摘がどれも非常に真っ当で公正だからこそ、これだけ共感を呼び話題になったのだろう。果たして男性はどう読むだろうか。