特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))

  • 早川書房 (2014年7月10日発売)
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2014.2.28.2008年秋デンマーク政府がカメルーンのある地域で進める開発援助プロジェクトのリーダー、ルイ・フォンが殺される。外務省の上級参事官ヴィルヤム・スタークはそのルイ・フォンから意味不明のショートメッセージを受け取り、上司のレニ・E・イーレクスンに報告する。事情を知るレ二 はヴィルヤム・スタークを葬るために暗躍し始める。その2年後2010年秋、コペンハーゲンで物乞いをして1日を過ごした後、仲間と共に迎えの車の中にいた。マルコの叔父、ゾーラは一族の首領で暴力的な手段で子供たちを支配し、搾取していた。マルコはある日叔父がマルコを障害者にして稼がせようと父親に相談しているのを聞く。ゾーラはマルコの仲間であるミリャムを意図的に障害者にし、物乞いをさせていたのだ。盗み聞きに気づかれたマルコは逃げ出すが、すぐに気づかれ追われる。森の中に逃げ込み地面を掘って隠れるがそこには大人の死体があった。
カメルーンへのODAに関わる不正と、マルコが見つけたものが大きく関わり、マルコは行くていくてに追手をかけられる。マルコは逃げ伸びるのか。聡明なマルコの姿がいじらしく、一気に読ませる展開ですごくよかった。カールの恋愛譚は申し訳ないがあまり関心がなく読み飛ばしてしまったが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年3月1日
読了日 : 2015年2月25日
本棚登録日 : 2015年2月25日

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