美術探偵・神永美有 天才たちの値段 (文春文庫 か 48-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年2月10日発売)
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感想 : 48
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舌で真贋が分るという特殊設定なので、鑑定にまつわるといっても、こっちが本物で終る、単純な話は当然ない。美術品やその鑑賞にまつわる蘊蓄をベースに、凝った話が続く。細かいところのまで神経が行き届いた美術ミステリとして完成度は高いが、重点はそこにはなく、人間ドラマの方のようだ。きちんとした、と形容されるような話が好きな人には合うと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年10月27日
読了日 : 2021年10月27日
本棚登録日 : 2021年10月25日

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