3000年の密室 (光文社文庫 つ 12-1)

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  • 光文社 (2002年3月1日発売)
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感想 : 29
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もし縄文人のミイラが発見されたら? そんな仮定によるシミュレーション小説という感じ。3000年前の密室も考古学的に解かれるとでも言うか、現実の発掘現場で生じた疑問もこんな感じで解消されるのではないかなと思わせる。一応、伏線なども張られてはいるものの、明後日の方角から急に解決が降ってくる感じで、考古学上の謎の解決としては問題なくとも、ミステリのトリックとして考えるなら唐突で、アンフェアにも思える。現代での殺人の方は過去の謎と全くリンクしていない。3000年前の謎だけでは厳しいという判断で付け加えられたのだろうが、なくてもよかった気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年9月26日
読了日 : 2022年9月25日
本棚登録日 : 2022年9月25日

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