ディズニーランドの掃除の仕事をとおして4つのストーリーをもとに大事なことが描かれている。
1つ目のストーリーでは掃除という職業に恥じらいを持っている父親が娘に自分の職業を隠していることから始まる。
どんな仕事でも「ダメだと思っても信じる心を共有することで限界を超せることがある」と言うこと。
相手のために一生懸命行う仕事に恥ずかしい仕事はない。
2つ目のストーリーはやる気のないキャストがお客さまの立場になること、またお客さまの声や反応を聞くことで自身の仕事のやりがいを感じるよう変化する姿が記載されている。
バイトや派遣でも大事なキャストの意見を聞き取り入れる・・・一般の企業でもなかなか難しいことではないのだろうか。しかしそういった体制がエンゲージメント向上につながると感じた。
3つ目のストーリーは娘が掃除の業務をしていることに対して親が恥ずかしいと感じるストーリーで描かれている。
掃除というものを作業として行うのではなく、本来の目的の「お客さま視点」でどう働くかが重要であることを感じさせられる。
4つ目のストーリーは主役が掃除業務→社員教育の部署を経て最後は人財育成の会社を企業するまでのストーリーが描かれていた。
掃除がなぜ大事かといった視点で「相手の立場になる」ことで大きな感動につながることがわかるが、この考えは
ディズニーや掃除という仕事に限った話ではない。
どの仕事でも共通する考えだ。
自分の業務が誰のためにあって、なぜその業務が必要か、常に相手の立場に立って考えることは基本的なことに聞こえるが重要である。またなかなかそう言った価値観で仕事を続けることも難しく、常にお客さま視点・相手視点を忘れず業務遂行できる人財育成が企業には求められると感じた。
- 感想投稿日 : 2021年7月9日
- 読了日 : 2021年7月9日
- 本棚登録日 : 2021年7月9日
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